マダムフリーランス・骨盤底理学療法士の熊丸です。
本日は少しR指定（？）『骨盤底筋と性欲・性機能の関係』です。
たまに正直な患者さま（ステキな60代マダム✨✨）が、「家で一生懸命骨盤底筋トレーニングを、先生に言われたとおりの回数でやってたんです。尿漏れはなくなったんですが、性欲が復活した感じがしてムラムラするんですが、私は大丈夫なんでしょうか？」とやや心配そうな顔をして真面目に質問されたんですね。
回答としては、大丈夫です。
そうなっても当然といえば当然です。
なぜなら、骨盤底筋を含む外陰部は排泄機能や出産時の娩出機能、それに性機能も備えているからです。性機能から目をそらすことはできないですよね、機能の１つですから。
それで、骨盤底筋というのは、筋群をまとめた総称になるので、いろんな筋肉の集まりになりますね。
その中には当然尿や便を禁制するための筋肉や、出産や排尿排便の時は緩まないといけない筋肉もたくさんあります。いつもいつも力が入ってきゅっとしておけばいいわけではないんです。
で、骨盤底筋トレーニングをしていたら、筋肉がしっかりとぶ厚くなってきますし、筋トレしているわけですから血流も良くなるわけです。そうなるとやはり男性が骨盤底の血流が良くなれば勃起しやすくなるのと同様に、女性も陰核周囲の血流が良くなり、性欲が高まってくるのは自然な身体の反応かと考えられます。ですので、異常ではありません。
最近、女性の陰核は解剖学的にも皮膚表面に出ている部分だけではなく実は両側に伸びていて、6~11センチほどあると分かっています（皮膚表面に見えるところは『陰核亀頭』という名前がついています）。骨盤底筋トレーニングでその伸びている辺りが刺激されることも十分に考えられますね。
また、骨盤底筋の筋力が付いてきますと、他の筋肉と同様に、会陰部の形が変わってきます。筋肉が付くので、膣口がしっかり閉じてきますし大陰唇がふっくらとしてきます。
ボディメイクみたいなことですね。これもトレーニングをするメリットの１つかもしれません。
まとめますと、骨盤底筋トレーニングは女性の性機能の向上や回復にも役に立つということが考えられます。
今日もステキなパンツでお過ごしください✨✨
