汚れちまったゲストハウスに今日も風さえ吹きすぎる・・・ | peroの根無し放浪渡世日記

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バックパッカーで旅仲間からはperoと呼ばれています。金融業➡︎探偵➡︎通信関係➡︎エセ小説家。東京に単身移転後16年余り暮らし、2022年6月に故郷・和歌山へ。妻が他界して8年以上も経つのにまだ生きている。藤井弘司としての著書が数冊有り、密かに文学賞を狙ってます(笑)

ゲストハウスで越年をするのは今年で三度目、こんなに長く居るつもりは無かったのだがなー。しょぼん


年々居心地は悪く、ゲストハウスの空気も汚く、吸殻が山となった灰皿が一つ二つ、ゴミ貯めみたいに汚れたキッチンや居間やトイレ。(涙)


共同スペースの居間だけでなく、トイレでの喫煙も当然のような下品な方たち。


電気をつければ消さない、ポットのお湯が殆ど無くなっているのに水を継ぎ足さない(おそらくこの一ヶ月、電気ポットの水を継ぎ足しているのは僕だけ)、洗面所は水浸し、居間のフローリングは埃と髪の毛だらけ。。(((( ;°Д°))))


しかも、まるで一人で住んでいるかのように振舞う一人の女性と、誰とも接触しない二人の猛烈なスモーカー男性、さらにさらに・・・。モラルや気遣いとは無縁の生物がここに存在します。・°・(ノД`)・°・


いやはや、職場でストレス、ゲストハウスでもストレス、今年はあまりよい年ではありませんでした。



汚れちまったゲストハウスに

今日も埃の舞い上がる

汚れちまったゲストハウスに

今日も風さえ吹きすぎる

 

汚れちまったゲストハウスに

たとえば窓外の新幹線

汚れちまった悲しみは

霞のかかってちぢこまる

 

汚れちまった悲しみは

なにのぞむなくねがうなく

汚れちまったゲストハウスに

諦念のうちに身をかがむ

 

汚れちまったゲストハウスに

苛立ちのままワインをあおり

汚れちまったゲストハウスに

なすところもなく日は暮れる


               中原中也「汚れちまった悲しみに」風の諦念