【第21話】 とりねっこリーグ

「あっ、すいませ~ん」
そういって現れたのは、奇妙な形をした鳥たちでした。
わらわらと不気味な足をくねらせて近寄ってきます。

「ケガはありませんか?」
鳥たちはとても心配そうに話しかけてきました。
「ちょっとかすっただけですから大丈夫ですよ」
ボクは痩せ我慢をして、なんともないふりをしました。(ホントはものすごく痛いんだけど…)
それよりもその異様な足が気になって仕方がありません。
「あの、その長い足はいったいなんなんですか?」
鳥たちは苦笑いにも似た笑顔でこう答えてくれました。
「これですか? これは木の根っこです。ぼくたちは木の根っこを履いて普段生活をしています。
足が長くなれば一歩あたりの歩幅も広くなり、とても早く歩いたり走ったり出来ますから。」
どうやらこの鳥たちは空を飛ぶことよりも、歩くことにウエイトを置いているようです。
ボクがその奇抜な発想に感心していると、突然ミルカボちゃんが自分もやってみたいと言いだしました。
「別に構いませんよ、足を歩くように動かせば根っこも連動して動きますから」
そう言って1羽の鳥がピョンと飛び降りてきました。

ミルカボちゃんは笑顔でそそくさと根っこによじ登り、おぼつかない足取りで
辺りを歩き回るのでした。

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