【第19話】 回復の湯
冬のよく晴れた日は地平線の香りがする。
ボクはこの香りが好きだ。

みじたくをすませ、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んだ瞬間
大地がうなりをあげ、砂ぼこりを舞い上げました。
お風呂です、またお風呂の群れがやって来ました!!

ボクは急いでふたこぶダクダ号を走らせ、お風呂に飛び込みました。

ああ~いい湯だ。いつにもましていい湯です。
(カチカチだったボクたちの体はミルミル柔らかくなっていきました)
「でしょう、いい湯でしょう。私たちは全国の名湯巡りをしている最中なので、
今とてもいい湯を持っているんのですよ。
あっ 申し遅れましたが、わたくしこの群れのリーダー風呂塚と申します」

どうやらボクたちは幸運なことに、リーダーの湯につかっているみたいです。
「あの、ボクはパンコバッチと申します。
そしてこっちの大きいのがふたこぶラクダ号で、小さいのがミルカボちゃんです」
こちらもかるく自己紹介をすませ、ミルカボちゃんの両親について尋ねてみました。
(これはもしかするともしかするかもしれませんよ)
しかし風呂塚君はミルカボちゃんの両親を知らないとのこと。
ちょっと期待していただけにショックも大きいです…
風呂塚君はしょんぼりしているボクたちを見て
元気が出る湯がありますから、是非入っていきなさいと勧めてくれました。
さすが全国名湯巡りをしているだけあって、いろいろな湯を持っているみたいです。
ボクたちはオススメのトロトロ湯につかり、ゆっくりと元気を取り戻すのでした。

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