M・A展「オルセー河岸からみたチェイルリー宮殿」 | - ライフメソッドアドバイザー 山下純子 Times -

- ライフメソッドアドバイザー 山下純子 Times -

潜在意識の活性化で健康・人間関係・仕事・経済が大きく拓けます。

 

六本木森美術館

2016年10月25日~2017年2月26日迄。

 

マリー・アントワネット展 (M・A展)

http://www.ntv.co.jp/marie/

 

「オルセー河岸からみたチェイルリー宮殿」

 

1757年

油彩 カンヴァス

54×92㎝

 

image

 

とても美しい絵ですよ。

 

この絵を観て

「フランスに行きたいー」

と、思われた方もいらっしゃるでしょう。

 

が、しかしながら

チェイルリー宮殿は1871年に残念ながら火災消失しています。

 

フランス革命が起こり

ルイ16世一家は、このチェイルリー宮殿に移り住みました。

まだ、この頃は、ヴェルサイユ宮殿に居た時ほどではありませんでしたが

一家は比較的自由に行動できていたようです。

王は狩りにも出かけていますし、王妃はドレスも新調している程です。

 

歴史に「たら、れば」は、ありませんが

私の私見としましては

一家がチェイルリー宮殿から亡命をしなければ

王と妃が断頭台にのぼる事も、

彼らの子供たちが悲惨な経験をする事も無かったと思うのですよね。

 

 

このチェイルリー宮殿ですが。

パリにありました。

1563年に王母カトリーヌ・ド・メディシスが建築を命じ

約100年を費やして完成しました。

 

ところがです。

 

1664年にルイ14世が

狩猟の時に滞在する為に建築した

実はそんなに今ほどは大きくはなかったヴェルサイユ宮殿に手を入れて

ゴーーーーーーージャスにして移り住みます。

 

再び、王族がチェイルリー宮殿に戻るのは

フランス革命の年に強制的に戻されての事です。

 

物凄い立派なチェイルリー宮殿を100年掛けて建築し

その後はヴェルサイユ宮殿もゴージャスにし

王や貴族は寵姫に館を作りまくり、贅沢し放題。

そりゃもう、平民は怒りますよ。

天然痘は大流行しますし、パン一つに苦労するんですから

フランス革命が起きて当然と言えば当然ですね。

 

 

先に書きましたが

チェイルリー宮殿はパリにありました。

パリは首都です。

チェイルリー宮殿は日本で言うところの永田町にある国会議事堂。

アメリカで言うところのワシントンのホワイトハウスです。

 

ですからね、政治を行うブルボン家の皆様は

本来ならばチェイルリー宮殿にいなければいけなかったのです。

パリからヴェルサイユまでは25㎞離れています。

現代人の25㎞は近いのですが

250年前の人の25㎞は遠いはずです。

 

「じゃぁ、何故、ヴェルサイユ宮殿に王族は住んだの?」

と、思われる人も多い事でしょう。

 

ルイ14世が狩猟の為にヴェルサイユに宮殿を作り

どんどん増築して今の宮殿にして

とってもとってもお気に入りになり

そのまま、14世、15世、16世と住んじゃった訳です。

まぁ、何と言いましょうか、

本来ならばチェイルリー宮殿に住んで政治を行う王族が

ずっとそのまま、日本で言う永田町から離れて

お気に入りのディズニーランドに居るようなものだったのです。

 

と。

私が歴史を語りだすと、

ながーーーーーーーーーく、なりますので、

ここで、おしまい。

 

マリー・アントワネット展に足を運ばれる方は

この「オルセー河岸からみたチェイルリー宮殿」の絵画を

是非にじっくりご覧下さいね。

絵からでも、フランス王室の当時の財力の凄さを感じる事ができますよ。

 

火災消失してしまった宮殿です。

ああああ。勿体ない。

 

 

それでは、又、

明日のマリー・アントワネット展ブログでお目に掛かりましょう。

 

ライフメソッドアドバイザー 山下純子

 

旗 「マリー・アントワネット展」鑑賞付き個人セッション  

  (2016年10月25日~2017年2月26日迄)

  *お二人様コースあります。