東京。六本木。
国立新美術館で10月10日迄開催中の特別展。
本日ご紹介するのは
ベルナルディーノ・リチーニオ
「バルツォ帽をかぶった女性の肖像」
1530－40年頃
油彩/カンヴァス 48×46㎝
ヴェネチア アカデミア美術館
モデル不明
どの絵画特別展においても
肖像画は必ず来日し、私は多くの作品を鑑賞しますが、
この
「バルツォ帽をかぶった女性の肖像」の前に立った時、
私は初めて思いました。
「私も死ぬまでに一枚、肖像画を描いてもらいたいな。
叶わぬ夢だけれど
ベルナルディーノ・リチーニオに描いて貰いたかった。」
「バルツォ帽をかぶった女性の肖像」
何とも、心揺さぶられる肖像画です。
被っている帽子から察して
位の高い女性に間違いありませんが
女性の顔つきや表情の見事さに対して
衣服の描き方が若干雑です。
アクセサリーもつけていません。
が、しなしながら
あえて、そう雑に描き対比させる事で
顔つき、表情のタッチの見事さを感じる作品です。
兎に角、見事な作品です。
一見の価値があります。
肖像画の中では
飛び抜けた何かを発している絵画です。
「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」は
10月10日までです。
東京にお住いの方は
是非に足を運ばれてみて下さいね。
私の解説で観たい方は
是非にご一緒しましょう。
＜超目玉お得企画＞
（10月10日迄 2名様コースもあります）
今月分は SOLD OUT
申し込み可能日 10月3日 5日 6日 7日 10日
ライフメソッドアドバイザー 山下純子