↑ドラマに登場した小道具の数々。
前夜のラストのディーンさんのタップダンスは、ナニカ哀しみがにじんでましたな。
そんなわけでいきなりですが、ジュリアーノ・ジェンマ『欲情の島』(1969年/伊/ 95分)という作品がありまして…
つまらない失敗作だということだけ、活字を通して、50年くらい前から知っていたんです。
それをついこの前。YouTube字幕なしで見たら、そんなことなかったんですよ。
ただジェンマには似合わない、心理サスペンスドラマ。
隠れスポットふうの島で、二組の男女が出会う。
一組が、スウェーデンの名優二人が演じる、歳の離れた夫婦↓
もう一組の若いバカップルが、われらのジェンマとローズマリー・デクスター。
歳の差夫婦の奥さんは、事故死した恋人が忘れられず、それを旦那が知ってんのよ。
それで旦那が、奥さんにヘンに気を遣い、バカップルに近づき、親しくなるんです。
元気のなかった奥さんも、しだいに明るくなるんだけど…
旦那が、若いジェンマに嫉妬し始め、ついには殺意を抱くようになるという展開。
ちょっともったいつけたような作品で、それが逆に字幕なしでも楽しめましたね。
歳の差夫婦が主人公で、ジェンマらは木偶の坊みたいでしたが、ローズマリー・デクスターはきれいだ。
あまり作品には恵まれなかったみたいですが、1964年イタリア版『ロミオとジュリエット』でヒロインを演じたみたいです。
ジェンマにとっては失敗作でも、それなりに雰囲気のある作品ね。
自分の目で確かめるのが、なんでもいちばんなんでしょう。
しかし、こんな「文字」が、この目に飛び込んできたら…
やっぱカツ丼を頼みますよ。
じゃあ、つぎにやってきたおじさんも「カツ丼。ご飯少なめで」
そのつぎのおじさんは「カツ丼、大盛」
やっぱこうなるよね、と思ってたら、あらたなおじさんがきて「カツ丼。ご飯半分で」
ヘルシーなカツ丼好きの登場。
さすがにもうこないだろうな、とカツ丼を掻き込んでたら、きましたよ、おじさんが!
「本日のおすすめ、カツ丼」
もう笑うより、感心しました。
わたし入れて計五人。
みんなカツ丼。
それもすべて注文の仕方や、調理内容のちがったカツ丼。
そんなひと味もふた味もちがう、人騒がせなカツ丼がコレだ。
う~ん。じつにふつうにおいしかった。
では😁