テレビドラマ『オーソン・ウェルズ劇場』(1973~1974年)を、1977年から半年間テレビ朝日で放送してまして、その第1話『猿の手』が、すごくコワかったのを覚えてます。
ひからびた猿の手を握り、願い事を口にすると、それが叶うが、不幸も訪れるという、お話…。
W.W.ジェイコブズ(1863~1943年)の有名な小説で、それをもとに児童文学作家富安陽子さんが、子ども向けに書き直したのがコレ↓
(『猿の手』/ポプラ社)
この作品以外に『不思議な下宿人』(ヘンリー・カットナー。ユーモアがあって好き)。『魔法の店』(H.G.ウェルズ)が収録されていて、それぞれにおもしろい恐怖がありました。
そんでもって本日は・・・
『トーク・トゥー・ミー』(2022年/オーストラリア/95分/👋👋👋)
セルロイドで被われたヒトの手らしきモノを握り………
わたしに話しかけて、というと……
幽霊が現れ………
わたしの中に入って、というと………
幽霊が憑依し………
90秒間なら、エクスタシーを感じるという、お遊びにハマッてしまった若者の悲劇。
やめてりゃイイのにと思う、オーバードーズホラーかな???
ラストを含め、そつのない出来で、『ヘレディタリー/継承』や『ミッドサマー』などを観た感じで、好みではなかったです。
わたしは、寝癖がついてるような。靴下に穴があいてるような。社会の窓(死語??)が開いてるようなホラーが好きですからね。
たとえばよくいってる『イット・フォローズ』
死神だか、悪霊だかが、どこまでもどこまでも追っかけてくる…。
しまいにゃあ、フルチンになってやって来る…。
イットはそれ。ゼイはそれら。
ってことは、フルチンだらけになるのか???
あと清野とおるさんのエッセイ漫画『東京怪奇酒』(KADOKAWA)も、なにげにおもしろく、さりげなくコワい↓
知人、人づて。または偶然、聞いて知った怪奇スポットにわざわざ行って、そこで一杯、酒を飲むという、清野流、儀式がたまりませんwww
この続篇があるそうなんですが、本屋で見ないんですよ。
清野さんの本じたいを、あまり見かけません。
清野さんって、壇蜜さんと一緒になったから、もしかしたら本屋どもが嫉妬して、結託し、わざと置かないようにしてるんじゃないんだろうか・・・
では😆👍️