
タイトルの「すぐに役立つことは すぐに役立たなくなる」は、Zくんが、1年後期の’数学’の授業の冒頭でで、とある先生から聞いた言葉だそうです。
元ネタは、下記ブログ(以下、α)
http://altar.jp/~thesaitama/fw.php?path=computer&page=learn
によれば、橋本武先生。
筆者は、昔、テレビのドキュメンタリーで見ただけですが、あの灘高で、中勘助の「銀の匙」を素材に、3年間かけて授業(手作りプリント)を行っていたという、伝説の先生で、2013年に101歳でご逝去されています。
http://matome.naver.jp/odai/2137893205353679501
工学については、逆に、「世の中の役に立たない工学」は、たぶんありえないと思いますが、そこに至るまでの過程、大学・院(修士)の6年間は、むしろ”一見役立たないこと”も勉強した方がよいとーーーたいていは、大学を卒業してから、気付くんですよね。
で、”一見役立たないこと” にもいろいろなニュアンスがありまして、数学の先生が、工学部1年生に向かって言いたかったのは、αブログの筆者の別のブログ記事「コンピュータを学ぶとは」(以下、β)
http://altar.jp/~thesaitama/fw.php?path=computer&page=complearn
に近い意味、つまり、表面的な知識ではなく、普遍的・根本的原理(工学の機電情、建築・土木、航空等ですと、数学)を学ぶことが大切ということでしょう。
さらに、人文系の先生方は、昨今の国立大学での人文・教育系の見直しに対して、この言葉をつぶやいておられるのではないでしょうか?
筆者も、前の記事で失礼ながら、工学部にとっての必修以外の「その他」科目と書いてしましましたが、その後、Zくんから「経済学」と「経営学」はどちらを選択した方がよいか? と質問を受けて、はたと、記憶がまるでないことに気付きました。うーん、確かどちらかは授業を受けたと思うんですが・・・。
で、当ブログご意見番のSさんが学位は「経済学」を取得していたはずなので、質問を転送しましたら、
経済学 「経済学の宇宙」 岩井克人 (以下、γ)
経営学 当ブログ http://ameblo.jp/pernas/entry-12110450533.html
の回答でした。筆者が自分で本を読んで、Zくんに回答せよということですね。
はたして、Zくんの2年前期履修登録までに間に合いますか???
おかげさまで、「経済学の宇宙」を拾い読みしていますが、岩井先生の「経済学」は、ヨーロッパ文明をどんどん掘り下げて、アリストテレスの『政治学』の地盤に到達し、その基礎により「言葉・法・貨幣論」で、現代の電子マネーをも包含できる思想が醸成されつつあるようです(γの401ページ以降をとりあえず読むだけでも良いと思います)。
次の記事も、「すぐに役立つことはすぐに役立たなくなる」への私的アンサーとなります。