このとき初めて、自分の家が 欠陥住宅 であることを自覚した。
どういうわけか、今まで「欠陥」という言葉は 少しも頭に浮かばなかった。
—— これが 正常性バイアス というやつなのか?
テレビで見た「欠陥住宅」といえば、
- 床が斜めになってボールが勝手に転がる🏐
- ドアが歪んで開かない🚪
そんな“わかりやすい”イメージだった。
だから、雨漏りがあっても 「修理すれば直る」 と思い込んでいたのかもしれない。
「直るなら欠陥じゃない」—— そう自分に言い聞かせていたのかも。
でも、ふと考えてみると……
- 周りの家で雨漏りに悩まされている人なんていない。
- シロアリが出た家なんて聞いたことがない。
これって普通じゃない。しかも20年も!
この気づきが、私にとって 大きな転機 となった。
「これは欠陥住宅なんだ。」
そう認めることが、最初の一歩なのかもしれない。