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美容皮膚科 ペルラクリニック神宮前 院長の本田 淳です。
当院は、院長が診察から治療まで一貫して施行すること(ワンドクター制)を特徴としています。
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以下本文となります。
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機器治療と注入治療の併用療法に関する論文をご紹介いたします。
2025年の論文です。
abstract の和訳になります。
背景
- 集束超音波治療(MFU)および高周波治療(MRF)は、皮膚のリジュビネーションに広く用いられる非侵襲的モダリティであり、ニューロモデュレーター(ボツリヌストキシン等)やフィラーなどの注入剤と併用されることが多い。しかし、このような併用療法に関する大規模な長期的な安全性データは不足している。
- この課題に対応するため、2005年6月から2023年12月までの期間、韓国の2つの皮膚科クリニックにおいて後ろ向きチャートレビューを実施した。
結果
-
対象患者総数1,040名のうち、MFU治療群が515名(49.5%)、MRF治療群が525名(50.5%)であった。併用療法に関して、患者はMFU/MRFと併せてニューロモデュレーター(76.9%)、もしくはヒアルロン酸(HA)フィラー(17.3%)またはポリ-L-乳酸(PLLA)フィラー(5.8%)の注入を受けた。
有害事象として、MFU/MRFとニューロモデュレーター併用群において奇異性膨隆1例(発生率0.1%)および眼瞼下垂3例(発生率0.4%)、MFU/MRFとHAフィラー併用群において表面の不整2例(発生率1.1%)、MFU/MRFとPLLAフィラー併用群において頬部非対称1例(発生率1.7%)が記録された。感染、壊死、熱傷、フィラーの移動、あるいは予期せぬフィラーの早期吸収などの有害事象は報告されなかった。
- 本研究は後ろ向き研究デザインであること、および2施設のみを対象としていることから知見を一般化するのに制限がある。
結論・意義
- MFUおよびMRFと美容注入剤との併用における良好な長期安全性プロファイルが示された。
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