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美容皮膚科 ペルラクリニック神宮前 院長の本田 淳です。
当院は、院長が診察から治療まで一貫して施行すること（ワンドクター制）を特徴としています。
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以下本文となります。
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ウルセラに関係する論文の紹介 16回目となります。
2013年の少し古い論文になります。
以下はごく簡単な要約となります。
- バックグラウンド：胸部の光老化の症状として、たるみとしわがみられる。
- 目的：デコルテのたるみやしわに対する、ウルセラ（Microfocused Ultrasound with Visualization, MFU-V）の有効性と安全性を評価すること。
- メソッド：
- 被験者：24名（中等度〜重度のしわ）
- 評価時期：90日後と180日後
- 評価項目：
- Fabi/Bolton Chest Wrinkle Scale(5-point photonumeric scale)
- 鎖骨中央部-乳頭間距離
- 医師・被験者による改善度評価（Physician and Subject Global Aesthetic Improvement Scales）
- 盲検評価
- 患者満足度
- 副作用
- 結果：
- しわの改善率：時間とともに改善し（P < .0001）、90日後に46%、180日後に62%が1〜2ポイント改善。
- 鎖骨中央から乳頭までの距離（SD: Standard Deviation）：ベースラインの20.9 (1.57) cmから、90日後には19.8 (1.50) cm、180日後には19.5 (1.59) cmに減少（P < .0001）。
- Physician and Subject Global Aesthetic Improvement Scales：90日後、被験者の100%、医師の96%が改善を評価（いずれもP < .0001）。180日後も同様の結果。
- 盲検評価：90日後の改善率は71%。
- 患者満足度：90日後と180日後、全員が「満足」または「非常に満足」と回答。
- 選択バイアス：単一施設での研究、サンプルサイズが小さいこと、FitzpatrickスキンタイプIおよびIIのみを対象としている。
- 結論：ウルセラによる単回治療は、デコルテのしわの減少および引き締めに顕著な効果を示し、患者満足度も高かった。
以上となります。
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