いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。美容皮膚科 ペルラクリニック神宮前 院長の本田 淳です。
当院は、院長の私自身が診察から治療まで一貫して施行すること（ワンドクター制）を特徴としています。
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以下本文となります。
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ミラドライの論文紹介４回目となります。
これは、過去に X で投稿した内容と重複します。また、当院サイトでも参考文献として紹介されています。
＊これは10年ほど前の初期の論文になります。当時のプロトコルに沿って、2回の治療が前提となっていて、いわゆるマイルドな手法です。
まず、ＡIによるマッピングです。
以下、ごく簡単な要約となります。
概要
- 目的: マイクロ波ベースのデバイス（miraDryシステム）を使用した腋臭症治療の有効性、安全性、組織学的変化を評価する。
- 研究デザイン: 7名の患者を対象とした前向き臨床試験
- 治療方法: 3か月間隔で2回の治療セッションを実施（＊レベル3~5を用いる過去の手法です）
- 有効性
- 7名中6名（85.7%）が主要評価項目を達成し満足。
- 1名は90日後に、多汗と腋臭の再発を自覚している。
- 組織学的変化
- アポクリン腺の大幅な（93%）減少
- 観察された変化:
- 汗腺の壊死
- 真皮深部の線維化
- 皮下脂肪の壊死
- 毛包周囲の線維化
- 安全性
- 一般的な副作用:
- 赤み、皮下出血
- 一過性の腫脹
- 疼痛
- しびれ（1-3ヶ月で改善）
- 局所的なしこり
- 減毛（注:メリットでもあります）
- 重大な副作用なし
- すべての副作用は一時的で、日常生活に重大な影響なし
- 一般的な副作用:
結論
- 組織学的分析によりマイクロ波エネルギーが真皮と皮下組織の境界面に到達することが実証された。
- アポクリン汗腺が高率に破壊されており、マイクロ波治療は腋臭症に対する有効な治療と言える。
- 既存の外科的治療と比較して:
- 術後の痛みが少ない
- 回復時間が短い
- 日常活動への影響が少ない
限界と課題
- 長期的な効果の評価が必要
- 臭いの再発とアポクリン腺残存の関係性の解明が必要
- より大規模な研究が望まれる
以上となります。
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