いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。美容皮膚科 ペルラクリニック神宮前 院長の本田 淳です。
当院は、院長の私自身が診察から治療まで一貫して施行すること（ワンドクター制）を特徴としています。
以前使用しておりましたアドレス、info@perla-j.jp 、は現在は使用しておりませんので、メールでのご予約・ご相談の方は、こちらのフォーム https://perla-clinic-j.com/inquiry よりご連絡ください。お手数をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
以下本文となります。
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以前から美容皮膚科治療において、全ての治療を医師が行うべきか、任せることができる（とその施設の医師が判断している）部分は、看護師が施術してもいいのか、といった議論があります。個人的には前者の考えを支持していますので、当院は開院当初からこの原則に従っています。
生々しい話で恐縮ですが、クリニックの収益的な側面から見ると、医師は、どうあっても医師しかできない仕事、手技のみに専念し、それ以外は看護師や国家資格を持たない美容スタッフに任せることで人件費を抑えることができます。その分、治療費を抑え、それをアピールポイントしている施設も多く見受けられます。
看護師は通常、治療の細部においては医師の指示に基づき、その範囲内で業務を遂行します。要は裁量権が制約されているため、医師の監督下で患者さんに対する治療を実施することが一般的です（建前上はそうなっているはずです）。
こういった実態のクリニックでは、現在進行中の施術に対するリアルタイムでの柔軟な運用が難しいことがあります。医師としては最終的な責任を負うため、安全マージンを大きくとったうえでの指示しかできず、看護師もまた、勝手な判断によるトラブルを避けるために、言われたこと以上のことは思考も実践もしなくなります（真面目な施設は定期的なミーティングなどで事後に情報共有をし、結果からのフィードバックによりブラッシュアップされていくとは思われます）。
このような状況下で看護師の治療に対するモチベはどうなんだろう？とか考えますが、個々の看護師のプロフェッショナリズムや仕事への取り組み方は様々で、一概には言えません。他院で治療をお受けになっていた方で、「当たりハズレがある」とか「看護師さんが毎回変わり、不安を感じる」という話が時にありますので、察することはできますが...
今や多数派になっている看護師施術がメインの在り方が絶対にいけないとまでは思ってはいません。患者さんがどのようにお考えになるか、そして治療結果をどのように判断されるか次第です。そもそも法律的にはセーフよりのグレーとされているようですし。
患者さんの中には、「お前が美容を語るのか！？」と初対面で言いたくなるようなむさ苦しい不細工な壮年以降男性医師（笑 や、無駄にプライドが高く面倒くさそうな女性医師（笑 より、対話しやすい雰囲気を感じる看護師さんや美容スタッフなる人々とお話して情報交換しながら施術を受けたいという人もいらっしゃるでしょう。
自分に合った雰囲気や相手との信頼関係を大切にし、その中で治療や相談を受けることが、より良い結果につながると感じる方は、病気の治療とは異なる美容医療においては多いのかもしれません。
結論としては、診断（らしきもの）や治療プランの提案・設定（？？）を医師以外の者が行うのは明らかにアウトですので、そのような施設は外すとして、あとは、ご自身の志向に合った施設をお選びになればいいのではないかなと考えます。
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