今後の診療に関して―緊急事態宣言 発令を受けて休診のお知らせ | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

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2020年4月7日 17時45分、7都道府県に緊急事態宣言が発令されました。。これにより、社会生活がどうなるかということに関して、様々なまとめ記事がネット上にありますが、公的機関の情報をまずはご覧になってください。

 

さて、当院がご提供しているのは美容医療です。何度も当ブログに書いていますが、不要不急とも言えるもので、少なくともこの情勢下で何としてでも行う、という性格のものではないと考えます。

 

メディアでも取り上げられているように、何の危機感もなくふるまって感染してしまう人々が医療従事者の中にもいるくらいですから、軽くお考えになっている方々がいらっしゃっても不思議ではありません。

 

しかし、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)はきわめて感染力が強く、また発症した場合、高齢者や基礎疾患がある人だけなく、強健な若者でも重症化する例が数多あります。発症しなくても、当然ながら周囲の人に感染させる確率も高く、非常に厄介です。

 

このウイルスから身を守るためには、一言で言えば、人に会わずに家にこもることです。感染様式は飛沫感染・接触感染ですから、多くの人が集まって、大声で話すなどという環境は最悪です。3密(1密でも)を徹底的に避けなければなりません。やむなく外出するときは、頻繁に手を洗いあるいは消毒し、顔に触れないことです。

 

緊急事態宣言発令以前に、ここまでのことを政府や自治体、専門家集団が繰り返し勧告しなければならないほどの非常事態であり、諸外国では「戦争」と表現する現状なのです。

 

これまで当院では、受診される方の健康状態や渡航歴、感染者との接触などを事前にお聞きしたうえで問題ない場合のみ、ご予約を承り、おいでになったら即手洗い、消毒をしていただき、マスクを外すのも最小限にしていただくようにお願いしたうえで診療していました。もちろん、予約間隔を十分にあけて、患者さんどうしが顔を合わせることがないように配慮し、設備の消毒も随時行っていましたし、換気も定期的に行いました(前にも書きましたが、空間除菌系の製品は無効です。エビデンスがありません)。

 

緊急事態宣言が発令されるに至り、当院は、基本的に休診とさせていただこうと考えています。もちろん、治療後の経過の方で、急を要する場合は、随時対応いたします。この措置をいつまで継続するかは、まだ未定ですが、クリニック内で感染されることがないように細心の注意を払っていても、クリニックまでの移動中に3密を完全に回避することが難しい以上、感染リスクを高めてしまうことは、医師としては看過できないからです。

 

お通いの方にはご不便をおかけしいたしますが、ご自身とご家族や大切な方のためにも、何卒ご理解いただけますようにお願い申し上げます。

 

追伸

ご相談はメールフォームよりご連絡いただけましたら、随時回答いたします。ご遠慮なくどうぞ。