機器を使ったアンチエイジング治療の前処置としてビタミンAを積極的に適用している
という演題がありました。
ビタミンAは科学的にはレチノイドと呼ばれ、いくつかの物質の総称です。
トレチノインという強力な生理活性をもつものが、以前よりシミ治療で用いられていますが、
赤み、かゆみ、皮むけが起こり、ダウンタイムを好まない日本人にとって扱いづらい薬剤です。
そのため、私は活性が比較的弱いタイプのレチノイド
パルミチン酸レチノール
酢酸レチノール
レチノール
などを配合した、エンビロンのCクエンスシリーズやAブーストをトレチノインの代わりに
お薦めしていました。
今回の演者の先生も同様の方針をとっていたようです。
上記のエンビロンの製品は、赤みなどの反応が比較的出づらく、3か月程度使用していただくと、トレチノインと同等の効果があります。
実際、このような前処置を行うか否かは、各人のお肌の症状、治療歴、スケジュール、
経済的事情が関わってきますので、もちろん強制するようなことはありません。
私自身は、上記製品を継続的に使用して、非常に良い体感を得ていますので、
患者さんによってはお薦めしてしているといった状況です。
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