プレトリートメント | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

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ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

先日の学会での話題です。
機器を使ったアンチエイジング治療の前処置としてビタミンAを積極的に適用している
という演題がありました。

ビタミンAは科学的にはレチノイドと呼ばれ、いくつかの物質の総称です。

トレチノインという強力な生理活性をもつものが、以前よりシミ治療で用いられていますが、
赤み、かゆみ、皮むけが起こり、ダウンタイムを好まない日本人にとって扱いづらい薬剤です。

そのため、私は活性が比較的弱いタイプのレチノイド

パルミチン酸レチノール
酢酸レチノール
レチノール

などを配合した、エンビロンのCクエンスシリーズやAブーストをトレチノインの代わりに
お薦めしていました。

今回の演者の先生も同様の方針をとっていたようです。

上記のエンビロンの製品は、赤みなどの反応が比較的出づらく、3か月程度使用していただくと、トレチノインと同等の効果があります。


実際、このような前処置を行うか否かは、各人のお肌の症状、治療歴、スケジュール、
経済的事情が関わってきますので、もちろん強制するようなことはありません。

私自身は、上記製品を継続的に使用して、非常に良い体感を得ていますので、
患者さんによってはお薦めしてしているといった状況です。


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