ある著名な作家とお話したときのこと、「本を書いて出版するためには、その内容に関して圧倒的な経験量がなければ無理だ。」と説かれた。
わかりやすい例として、「日本人がフランス料理の本を出すことはほとんど不可能だ。なぜなら、日本人でフランス料理の勉強を若いうちから始めたとしても、子供のころから食べているフランス人には絶対に敵わないから。」と仰っていた。
また同時に、「最近は本を自分で出版したこともないのに、出版について語る人が多くて辟易している」とも。
私たちの世界でいえば、医療の素人が、付け焼刃の知識でそのようなサイトを構築していたりすると、たいそう嫌悪感をおぼえる。
情報発信の自由度が高まったのは革新的なことだが、偽物が跋扈する現状を何とか変えねばならないと感じる。