ミラドライの効果 経時的変化 | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

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ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

 引き続きミラドライの話題です。
 ミラドライによる生じる腫れ・むくみは、平均1週間程であまり目立たなくなります(個人差は大きいです)。しかし、注意深く診察をすると1ヶ月近く残存していることが多いようです。
 1回の施術で、平均70%程の汗腺が破壊されると言われていますが、このむくみが残っている間は、30%の残存汗腺があまり機能していない印象を受けます。つまり、施術後1ヶ月は、ほとんど汗をかかず、非常に快適だと皆様仰います。
 しかし、残存汗腺が働き出す1ヶ月後より、「再発したのではないか?」と不安になる方も結構いらっしゃいます。もう一つのヤマは、固さ、拘縮が解除されてくる3ヶ月後にあるのですが、いずれにしろ残存している汗腺の機能が回復することによると考えられます(稀ながら残存汗腺の機能亢進ではないかというケースもあるようです)。
 結論を申し上げれば、ミラドライの効果の判定は、少なくとも3ヶ月を経ないと的確に判断できないということです。
 当クリニックでは、施術をお考えの方に、現実を見据えた厳密なお話をしていますし、過度の期待をお持ちの方にはそもそも施術を行わない方針です。