昨日の続きです。
脂肪細胞はアポトーシスにより、その数を減じますので、基本的にリバウンドは起こりません。また、「選択的な破壊」ですので、皮膚や血管、神経といった他臓器・構造にはダメージがありません。あえて申し上げれば、アプリケータ内に余剰脂肪の部位を陰圧をかけて吸い入れた状態で1時間おくわけですから、皮下出血(内出血)が生じることはあります(もちろん自然に消失します)。
効果に関しては、アポトーシスに陥った脂肪細胞は3~6ヶ月かけて貪食細胞に処理されていきますので、外観の変化もそれに沿ったものなります。早い方だと、施術後3週間ほどで効果の自覚が出来る場合もあります。このようにゆっくりした経過を辿りますので、血清コレステロールやトリグりセライド(中性脂肪)の値が急激に上昇することはありません。
1回の施術による脂肪層の厚みの減少率は、20~25%程度というデータが出ています。必要があれば、数ヶ月のインターバルで同部位の追加治療が可能です。
続きます。