タイトル前半は、数十年前に心理学者グレゴリー・ラズランが提唱したテクニック、後半は、同じく心理学者ジャニスが、エール大学で行った実験で明らかにされたもので、内容的には同じものです。
ごく簡単に説明しますと、「人は、食事中に関わった人物や物事に対して、好印象を持ち、説得されやすくなる。」というものです。
政治家やビジネスマンも、ごく自然にこのテクニックを使って交渉事を有利に進めようとしていますね。わざわざ高級料亭などを利用して・・・
学会などでもランチョンセミナーといって、主に業者様の主催で、昼食をとりながら発表を聞く(聞かされる)ことがよくあります。これも、上記のテクニックを使っているのでしょうね。少し複雑な気分になりますが。
ランチョンセミナーはともかく、私が個人的に業者様等と食事をする際に、相手には料金を支払わせないようにしているのですが、これは自身の判断を公正にするためと、感謝の気持ちからです。そもそも、食事の席での交渉事はアンフェアだと考えますので、基本的にしませんが・・・