先日サイトンジャパン様を訪問し、BBLsという光治療器を試用させて頂きました。
サイトン(SCITON)といえば、サイトンレーザーなどと称され、その正確無比なレーザーピーリング(この場合、面状のアブレーション)が有名ですが、この日はレーザーデバイス(アームと呼ばれています)が会社にはないとのことで、上記光治療器のみを体験させて頂きました。
サイトンレーザーと何となく呼ばれていますが、光治療器(BBL)、レーザーデバイス、脂肪吸引をアシストするレーザーデバイスを一つのプラットフォームに載せることが可能です。そのプラットフォームの名前をJOULEと呼びます。私が開業した2007年頃には、PROFILEと呼ばれていましたので、代替わりしたということでしょう。
BBLはBroadband lightの略称のようですが(直球ですね)、ある波長域の光を照射することにより、肌の様々な色味(シミや赤み)の改善、毛穴やしわ・たるみなど形態の改善を図ることができます。BBLの場合カットオフフィルターという、波長をある範囲に制限するフィルターが多数用意されています。ちなみに、420、515、560、590、640、695(nm)の6種類があり、簡単にチェンジ可能で、運用しやすいのも特徴です。
同様の仕様になっている治療器として、ルミナス社のルミナスワン、新製品のM22があります。カットオフフィルターの設定がちょっと違いますが・・新しいBBL、M22 とも、755のカットオフフィルターをなくしてしまいました・・・
これらのフィルターの選択、そしてパルス幅等のパラメーターの設定で、様々な皮膚の病態を改善することが出来るのです。医師がコントロールできる要素が多いので、腕の見せ所とも言えますね。また、パルスキャラクター(キャラクタリスティク)もよく考えられているようです.