EMS デモ | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

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ペルラクリニック神宮前院長
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 本日は、新しい概念の痩身機器のデモを院内で行いました。例によって、私とスタッフが被験者となりました。
 その機器の名前は、AC body といい、いわゆるEMS(Electrical Muscle Stimulationの略です)機器です。詳細は、業者様のHPもありますので、興味のある方はご覧下さい(http://acbody.com)。
 かいつまんでお話しますと、一般の痩身機器が脂肪をターゲットとするのに対して、このマシンは筋肉(EMSですから当然ですが)、特にお腹の深いところにある腸腰筋という筋肉を強制運動させ、強化することにより代謝を向上させ、結果として痩身に繋げることを企図したものです。
 腸腰筋とは、大腰筋と腸骨筋からなり、腰椎または骨盤から大腿骨に及ぶ人体最大級の筋肉です。武術の世界では身体操法のキーとなる筋肉として昔から重点鍛錬部位として認識されていましたが、最近は各種スポーツでも盛んに言われているようです
 もっとも、腸腰筋だけがターゲットという訳ではなく、頭頚部を除いた全身の筋肉を対象に出来るようです。実際、私は腹部に施術を行いましたが、表在筋の腹直筋、腹横筋、腹斜筋に対する刺激も感じました。
その後、軽い筋肉痛も覚えました。HPによると、30分の施術で、腹筋運動300レップス相当するとのこと。最近、私は運動量が落ち、腹筋運動は日に100レップス程度しかやっていませんので、ちょっと強めの刺激でした。

 このマシンの開発理念は、気持ちいいほど大所高所に立脚しています。つまり「少しこの辺の脂肪を取ってかっこよく見せよう。」というのではなく、上記のように代謝を高めることにより、脂肪を減らし、太りにくい体質にし、美容という枠内に留まらず、健康的な生を得ることを志向しています。ゆえに、内科領域のドクターも治療の一助にと考える方が多くいらっしゃるようです。また、介護の世界への展開も見据えた活動が行われているとのことでした。