Solta Medical 社 | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

東京都渋谷区 原宿 表参道
ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

 本日、サーマクールを製造しているSolta Medical 社(カルフォルニア州)の方々が当クリニックを訪れてくれました。

 彼らが訪れた時分には、台風は既に過ぎ去り、一転残暑を思わせるような陽気の中での歓談となりました。主に日米の施術プロトコールの違い(大まかな傾向)に関して、意見を交わしましたが、私の好む施術法は、極めてスタンダードで、どちらかと言うと米国流に近いことを再認識しました。
 機械の特性を真に理解すれば、そう成らざるを得ないのですが、白人と我々日本人とでは皮膚・皮下組織の性状、また骨格の違いがあり、そこに様々な工夫が生まれる余地があるわけです。ただ、Solta Medical 社の技術者達が、治療に伴うストレスを最小にしつつ十分な効果を出すことに腐心しているのは明白な事実であり、当然ながら機器の特性はその信念を反映した作りとなっている筈です。その点を考慮するにしくはないとも思うのです。

 それから、最近一部の施設で推奨されている、短期間に(3~4ヶ月)二度の施術を行うことの理非についても質問してみました。この手法が、医学的な根拠(経験則であったとしてもいいのですが)に基づくものか、それ以外の何かしらの理由に拠るのかは、判然としませんが、彼らの回答は―それについてはネガティブな結論の論文はあるが、支持するものは現在のところない。やはり、これまで通リ半年はインターバルをとるのが理に適っている―とのことでした。これが競合機種との差別化のための発言でないことは、科学的データにより推認できると思いますが、いかがでしょうか?