医療機器、材料の業者の方々が、何人かお見になりましたが、その中で「今日で退社の運びになります。」と、新年の挨拶と同時に寂しいお知らせを運んできた方がいらっしゃいました。
昨今の経済事情によるものではなく、個人的なご事情とのこと。
非常に仕事熱心で、医師と同レベルで話が出来るようにと、かなり深く専門的なことまで勉強していらっしゃったのに・・・同業他社に移るというわけでもないようなことおっしゃっていたので、何とももったいなく、残念なことです。
通常こういった業種の人間は、医師を御しやすい商談相手とみる慇懃無礼な輩や、実際の治療現場という前線に立った経験などあろうはずもないのに(医師免許がないから当然ですが)、聞く耳が腐るような講釈を垂れるような輩も少なからずいます。
(そのような人間は近づけないようにしていますが)
これは、医師のプライドがどうの、というケチ臭い話ではなく、プロならお互い尊重して仕事をしましょう、という至極当たり前の話です。
まあ、このような中で彼は稀有とも言ってよい存在でしたが、彼の「姿勢」であれば、おそらくどの方面に進んでも一角の存在になるのでは、と確信しております。
(偉そうな物言いで申し訳ありません)