ブリッジセラピー ダウンタイム | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

東京都渋谷区 原宿 表参道
ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

引き続き、ブリッジセラピーの話題です。


元来、ブリッジセラピー(Bridge Therapy)とは、DeepFx + ActiveFx = TotalFx という手法を表しているのですが、以前ブログに書いたように、日本人の皮膚には、ActiveFxは強すぎると考えられていますので、DeepFxをメインに使用し治療していくことになりそうです。


ダウンタイムの報告に関しても、TotalFx の場合が多く、たとえDeepFx単独治療であっても、日本人の皮膚にこれから施行していこうという設定より、遥かに強い設定でのデータですので、スキンタイプが同じケースでも、あまり参考になりません。



ちなみに、ダウンタイムにも種類があり、例えば、absolute downtime ,relative downtime, social downtimeなどと便宜上分けられます。


日本人に適するとされる設定で照射した場合、血液や滲出液が滲み出てくる状況にならなければ、最小限のお化粧は当日から可能ですので、absolute なダウンタイムはないということになります。ただ、皮膚の赤みは、3~4日は継続するようです。つまり、relative あるいは social なダウンタイムは、3~4日が平均ということです。もっとも、ファンデ、コンシーラで隠せるレベルです(個人差は無論ありますよ)。

また、小さなカサブタ(マイクロクラスト)が浮いてくると、お化粧のノリが多少悪くなりますので、その辺を気にされる方は、1週間ほどは大事な予定は入れないようにした方がいいでしょうね。