数年前から、低炭水化物ダイエット(低炭水化物、高蛋白、低脂肪食)が流行し始め、皆様の中にも実行されている方がいらっしゃると思います。
去年、アメリカの医学雑誌に、様々な栄養素の摂り方の組み合わせ―
①超低炭水化物食
②低炭水化物食(炭水化物:蛋白質:脂肪=4:3:3)
③低脂肪、高炭水化物食
④ ③をさらに極端に炭水化物の比率を上げた食事
で、体重減少とメタボリックシンドロームの危険因子に対する影響を調査した結果が掲載されていましたが、①(Atkins法)が最も良好な結果が得られたと報告されていました。
ただし、この論文の筆者も、「この結果が、低炭水化物食そのものに由来するかどうかは、はっきりわからないが、ダイエット法として好ましいものだ。」と結語しています。いずれにしろ、長期に効果を持続するためには、トータルカロリー量の抑制とエネルギー消費量の増加は必須と思われます。
また、ただ単に体重を指標としてダイエットを行うことは、あまり意味がないことは確かです。HPにも記していますが、脂肪の比重を考えれば自ずと理解されると思います。いかに健康的に、あるいは理想的に脂肪をコントロールするかが大切だと思われます。