最近サプリのことをブログに書いていますので、患者様からサプリに関するお問い合わせが幾つかありました。
タイトルにあるように、「実は他院でヒアルロン酸とコラーゲンのサプリを処方されているのですが、これって意味あるのでしょうか？」という質問が複数件ありました。
もはや、このレベルのことは常識になっていると思っていたのですが、あにはからんや。
答えは残念ながら、NOです。
あなたの目の前にある電子機器で調べれば、すぐ拾えると思いますが、これらのサプリを飲んだとしても、いったん消化管で分解されますので、まず飲んだそのままの形で体に蓄えられることはありえません。
当然、ヒアルロン酸、コラーゲンが体内で作られるときにその原料とはなりますが、それが都合よく自分が思うような部分で再構成されるかというと・・・まあ、気持ちの問題と言うレベルで効果はあるかもしれませんね。そもそも原料だけあっても、それを生成するための栄養素が欠けていれば有効ではありませんし・・・
また、いわゆる老化肌の程度というのは、ヒアルロン酸やコラーゲンの減量と単純に相関しているわけではありませんからね。
病は気からとも言いますから、気分の持ちようで・・・なんて台詞は少なくとも医師が軽々しく言ったり、診療態度に出すものではありません。