美しい両親。美しい息子。絵に描いたような家族。
住んでいた美しい家が火事になり、焼け出された。
そして、
仮住まいの家からも出ていかないとならなくなった。
双子のどちらが生き残ったのだろうかと、
思いながら読んでいた。
そこに、夫婦の学生時代の友人が現れて、
この友人も絵に描いたようなキャリアの持ち主で、
相続した由緒ある家に住んでいた。
美しい家族はこの友人宅に、
同居することになった。
美しい人たちが、
身を寄せ合うように暮らしているはずが、
暗転してく。
暗転していく様も、美しくて。
幻惑されそうになってしまう。