終戦から74年

第二次世界大戦では300万人余りの日本人が犠牲となった

 

そして、戦争孤児となった子供たちは12万人以上

政府の保護はなく、子供たちは自活を余儀なくされ

彼らにとっては戦争が終わってからが

本当の戦いだったと言われている

 

路上生活者となった子供たちの多くは

駅で暮らしていたので「駅の子」とも呼ばれ

駅の地下道には毎日のように

飢えや病気で亡くなた子供の遺体が転がっていた

(NHK「駅の子」の闘いより)

 

ちょうどNHKの朝ドラ「なつぞら」の主人公兄弟も戦争孤児だが

現実はドラマのように甘くはなかった事は想像に難くない

 

幸運にも親戚の家で保護されたとしても

家族だけでも食べるのが大変だった時代

邪魔者扱いされ 

「なんでわしらがお前の面倒を見なければならないんだ」と

言われ続け、また駅の子になった子供たちも多くいたそうだ

 

公的養育施設に保護されても環境は劣悪で

病気でバタバタと小さな子たちが亡くなった

東京都養育院の記録では

当時土葬された子供の数は2700人にも上る

 

食べるために盗みも犯し、辛酸をなめ尽くし

「なんで自分だけが」と思い続け

戦争を始めた大人を憎んだ

 

「みんな飢えていて、何に飢えていたかというと

食べ物に飢えてた、着る物もなくて寒かったけど

本当に欲しかったのは(心の)ぬくもりです。」

(「駅の子」の闘い 小倉さんの言葉)

 

戦争孤児の記録は読んでいるだけでも

胸が締め付けられるが

単なる史実にしてはならない

ほんの70年余り前の日本の現実であり

世界のどこかに

今も同じような子供たちがいる

 

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