※当時の記録をもとに記しています。
- 2017年12月 (手術から約7年後)-
腸閉塞に対する腹腔鏡手術を受けて、
心身ともにスッキリした!
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術後、しばらくの間は、
癒着していたところに時々痛みを感じて、
また癒着?と、ヒヤッとしたが、
その痛みも数ヵ月後にはなくなっていた。
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2010年に卵巣がんの開腹手術を受けて、
命は助かったが、手術の合併症である
リンパ浮腫と腸閉塞に悩まされていた。
腸閉塞は、急に発症し、
急に入院することもある。
そのたびに、
仕事をどうするか…
趣味の旅行を計画できるのか…
友達や知人との約束ができるのか…
好きな食べ物も楽しめないのか…
口に入れるものを常に注意深く
咀嚼しなければいけないのか…。
食べ放題なんて、
もう無理なんじゃないか…。
そして、これらの不安を一生抱えて
過ごさなければならないのか…。
そんなネガティブな思いが
増してく一方だった。
でも、今回、腹腔鏡手術を受けて、
腸の癒着を剥がしてもらい、
やっと、卵巣がん手術後に発症した
合併症の一つである
『腸閉塞』から解放された!
もう、これからは
急に入院することもなく、
好きなものを食べることができる。
これは、
本当に本当に嬉しい。
腸閉塞に対しては、
絶飲食の治療か開腹手術がほとんどのよう。
そこへ内視鏡のエキスパートである先生方が
腸閉塞の治療に挑戦してくださったことは
本当に有難い。
“手術で病気を治してもらって終了!”
“不安もなく、スッキリとした気持ちで退院!”
このシンプルな形を、病気になってから
今回初めて体験することができた。
(病気になる前までは、このシンプルな形が普通だと思っていたが、実際には、なかなかシンプルには終わらない…と、卵巣がんの術後に感じた。)
最初に腸閉塞と診断されるまでには
時間がかかった。
色々と嫌な思いもした。
でも、嫌な思いを経験したからこそ、
患者に寄り添ってくれるY先生との出会いは
喜びもひとしお。
それに、
『腸閉塞外来』の存在を知るきっかけも、
7月に3度目の腸閉塞になったから…。
あの時、腸閉塞にならなければ、
改めて腸閉塞に関する情報収集することもなく、
古い情報を持ったままだったかもしれない。
『腸閉塞外来』が出来たのも
近年のことらしいので、
情報収集をしたのもグッドタイミングだった。
そう思うと、7月の腸閉塞も
無駄ではなかったのかと思えてくる。
腸閉塞の治療をしてくれたことはもちろん、
患者の気持ちを分かってもらえる医師の存在は、
とても心強く、精神的にも満たされる。
精神的に満たされると、
心が安定し、元気も出てくる。
色々あったけれど、
それらがあったからこそ今に繋がっている。
腸閉塞に関しては、
終わり良ければすべて良し!
そんな気持ちになれるくらい
心は晴れやかだ。
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<追記:2024年11月>
■腸閉塞に対する手術について
腸閉塞に悩まされていた私は、
『腸閉塞外来』というものがあることを知り、
腸閉塞に対する治療法があることに
喜びを感じました。
そのことを同じ腸閉塞に悩まされている方に
伝えたくてこのブログを書きました。
私と同じように手術を受けて、
腸閉塞の辛さから解放された方も
いらっしゃいます。
しかし、残念ながら思うような結果が
得られなかった方もいらっしゃることを、
このブログを載せてから知りました。
そのことに関して、
この場で追記させていただきます。
その方たちの詳しい病状はわかりませんが、
腸閉塞から解放されたくて受けた手術でも、
そのような方たちがいらっしゃると知った時は、
私もショックを受けました。
このブログに書かれていることは
あくまでも私個人の体験談であり、
期待通りの手術結果が得られた
一例にすぎません。
一括りに腸閉塞といっても、
その状態は人それぞれ異なります。
当然、手術の難易度、入院期間、
術後の経過等も異なります。
(私の場合は、開腹手術後の癒着性腸閉塞で、小腸が腹壁にピンポイントでくっついている状態でした。
例えば、小腸が他の臓器に癒着している場合は、より難しい手術になるでしょうし、一時的に人工肛門をつけた場合などは術後経過も変わってくると思います。)
さらに、私が腸閉塞の手術を受けたのは
2017年のことで、
私の執刀医も現在はこちらの病院にはおりません。
これらのことを踏まえ、
私の場合とは異なる手術内容、結果、
術後経過もあり得ることを
改めてお伝えしたく追記いたしました。
手術を検討される場合は、
是非とも医師とご自分の場合の話
(手術の難易度、手術に伴うリスク等)
を十分にされてから、
手術をするかしないかの判断をされることを
お勧めします。
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