※当時の記録をもとに記しています。
- 2017年12月 (手術から約7年後)-
いよいよ、腸閉塞の原因となる癒着部分を
内視鏡を使って剥離する手術を受ける。
<入院:1日目> *・*・*・*・*・*・*
午前中に入院。
4人部屋の窓側。日当り良好。
翌日手術なので食事は出ない。
シャワーを浴びる。
麻酔科からの説明を受けたあと、
点滴をつける。
夕方、下剤を飲む。
21時以降は水分禁止。
<入院2日目:手術日> *・*・*・*・*・*・*
14時から手術の予定だったが、
前の手術が長引き、病床で待機する。
約2時間後、
看護師さんと一緒に手術室へ向かう。
手術室の細い手術台に上がり、
仰向けになる。
口に酸素マスクをつけ、
しばらくして意識がなくなる。
約2時間後、手術終了。
すごい眠気の中、起こされる。
声が聞こえ、意識は戻るが、
体全体がとてもだるくて動かない。
声も出ないので、
看護師さんのYES、NOの問いに頷くだけ。
術後は一日個室に入る。
しばらくすると、病室に
Y先生の声が聞こえてきた。
お腹が痛くて仰向けになれず、
横向きにぐったりしたまま
半開きの目でY先生を捉える。
「バッチリ取ったから大丈夫!
ゆっくり休んで!」
と、心強い言葉をもらった。
なんとなく見えるY先生の足元に向かって、
「良かったぁ~。ありがとうございましたぁ…」
と、お礼を言った。
“人工肛門にはならなかったみたいだ…。
良かった、良かった…。”
と、安堵し、
そのままぐったりと眠りに就く。
…が、夜中に気持ち悪さと強い吐き気に苦しみ、
看護師さんに吐き気止めの点滴をお願いする。
(個室でよかった…)
手術後の夜はいつもシンドイ…。
<術後1日目> *・*・*・*・*・*・*
朝、お腹のレントゲン撮影に
レントゲン技師さんが病室に来る。
体をベッドから起こすと、
両肩が痛い!
“なんだろう?…”
看護師さん曰く、
腹腔鏡手術をした人は、
手術時にお腹に入れたガスの影響で、
「術後に肩が痛い」
と言うらしい。
午前中に早速、
看護師さんと一緒に歩行練習。
そのまま個室から4人部屋に戻る。
<術後2日目> *・*・*・*・*・*・*
朝食は無いので、お腹が空く。
周りの患者さんたちの食事の
美味しそうな匂いがしてくる。
昼食からやっと食事が出た。
お粥は五分粥だが、
おかずは立派な普通食でビックリ!
どれも美味しかったが、
すぐにお腹が張って、全部は食べられなかった。
でも、ご飯を食べたら、元気が出てきた!
(やっぱり点滴だけだと元気が出ない…)
<術後5日目> *・*・*・*・*・*・*
休日なので、運動のために
外来フロアーまで下りてみる。
外来フロアーの壁には
たくさんの絵画が飾られている。
休日で人がいないので、
絵画をゆっくり見ながら歩き回る。
以後、順調な入院生活を送る。