41.治療後の心のダウン | Peridot Green☆闘病記 ~独身・卵巣がんサバイバー~

Peridot Green☆闘病記 ~独身・卵巣がんサバイバー~

2010年に卵巣嚢腫、卵巣がんの手術、抗がん剤治療を受けました。
その後、腸閉塞、リンパ浮腫を発症。
最初の手術から10年経過しましたので、
当時の記録をもとに振り返り記しておきます。

※当時の記録をもとに記しています。

 

 

- 2011年5月 -

病院での卵巣がん治療が終わると、

通院の回数が減るとともに、

自分と向き合う時間が増えてくる。

 

 

そうすると、

棚上げしていたものが下りて来る。

 

 

卵巣がんの告知から

置き去りにしていた心が…。

 

 

 

子宮・卵巣の喪失感、将来への絶望感が

一気にあふれ出す。

 

 

夜も、なかなか眠れない。

 

 

朝、目が覚めても嫌な気分。

 

 

なかなか起き上がれない。 

 

起きる意味が分からない。

 

現実を受け入れられない。

 

 

 

“早く悪夢から覚めたい!”

 

 

と無性に思う。ショボーン

 

 

 

 

 *・*・*・*・*

 

買い物へ出かけると、

親子連ればかりが目について

気分が沈む。しょんぼり

 

 

家に居ても、

外から聞こえる幼い子どもの可愛らしい声や、

女性のハイヒールの足音、

外を歩いている人を見るだけでも

気分が沈む。ぐすん

 

 

 

抗がん剤治療中は、

治療スケジュールをこなすことに

一生懸命だった。

 

 

副作用から体が回復してきてから

次の抗がん剤治療が始まるまでの

限られた数日間は

意欲的に行動していたが、

治療が終わってやるべきことがなくなると、

行動する気力が湧かない。

 

 

 *・*・*・*・*

 

術後の喪失感、気力低下が激しく、

日常生活に支障をきたすため

臨床心理士さんのアドバイスで、

同院の精神科にかかり、

薬を処方してもらう。

 

 

 

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