美人画の古い掛軸です。
美人画といえば、江戸時代の歌麿に代表される浮世絵などがあります。画面全体から、お色気とかエロスが溢れ出てきます。
男性のかたは、お色気エロエロは大好きだと思うので何の抵抗もないのでしょうが、私は、あまりお色気を振りまくような絵は好みではありません。
ですから、博多人形にしても女性の人形よりも稚児(子供)の人形の方が可愛らしくて眺めていて心が癒されます。
下の絵の女性、美しい人ですね!
白拍子の衣装のようですから、この女性は静御前だと思います。
静御前は、義経が兄と対立して京から西国に落ちのびるとき、吉野の山で義経一行と別れ、京に戻るときに山中をさまよっていました……。
必死に救いを求めている様子が感じられるのは私だけでしょうか?

