最近、田んぼの畦道や畑の片隅に良く見かけます。
そして、農業用水路の路肩にも……、一面が真っ白です。
ニラ Allium tuberosum の花が、真っ盛りです。古くは「みら」と呼ばれていましたが、院政期頃から m→n という子音交替を起こした頃から「にら」と言うようになり、現在に至っています。
東アジアの各地に自生し、中国や東南アジアでは古代から栽培されています。ところがヨーロッパでは現在でもほとんど栽培されていません。
わが国のニラの栽培は、古事記や日本書紀、万葉集にまで記述があり、9~10世紀頃からといわれます。
北海道や東北などの寒い地方では、体が温まり精力がつく野菜として、古くから重宝がられていました。丈夫でつくりやすく、年に数回の収穫が可能だそうです。
戦前は家庭菜園での栽培が主でした。
現在では、強いにおいもあまりきらわれなくなって消費が伸びています。毎日の食卓には欠かせない食材です。
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覗いて見てください。(*^ー^)ノ


