ススキ Miscanthus sinensis Anderss. ススキはすくすく立つ木(草)の意味です。
日本各地、朝鮮半島、中国に分布しています。
ススキ(芒、薄)とは、イネ科ススキ属の植物で、別名萱(かや)とか、穂を動物の尾に見立てて尾花と呼ばれることもあります。
山上憶良が万葉集で、『萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝顔の花』(巻八 1538)と詠んだようにススキは秋の七草の一つに数えられ、他の七草とともにお月見には必ずといっていいほど飾られることが多いです。
昔から、お月見といって、満月などの月を眺めて楽しむこと(観月)が行われてきました。
お月見とは、「十五夜(旧暦8月15日)」と「十三夜(旧暦の9月13日)」に行われます。満月を鑑賞する風習は中国から伝わったものですが、十三夜は平安時代に貴族達が集まって歌を詠んだのが始まりでした。
陰暦で8月15日が中秋と呼ぶため「中秋の名月」というのだそうですが、花札では八月に「お月見」が用いられているのが納得いきました。
*秋の七草の朝顔は今の桔梗の事のようです。
ウサギの餅つきわかるかな~?(-^□^-)


