いつも通る道ですが、いつの間にかオオハンゴンソウが農業用水路の路肩に咲いています。
北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代中期頃に渡来しました。同じキク科のハンゴンソウと葉の形がにて、花の形が大きいことから「オオハンゴンソウ」と名づけられました。
繁殖力が強く、在来種の生態系に影響を及ぼすというので特定外来生物に指定されています。
ハンゴンソウは漢字で「反魂草」と表します。死者の魂を呼び返すという意味での「反魂草」です。
むかし、漢の武帝が、夫人が他界したことを悲しんで反魂香という香をたいたところ、煙の中に夫人が現れたという言い伝えがあります。
この場所は、柵の中に入れないようになっているので、おそらく来年はもっと繁殖していることでしょう。
来年のことを言うと鬼が笑う……。


