華鬘草 | こけしちゃんのブログ

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常に何の拘束からも解放され、自由でありたい我儘人間。
仕事が多すぎて忙しい時は、自由時間が欲しくなります。いろんな束縛から開放され、自由時間を手にすると、暇をもてあまして何かやることを探し始めます。人は、ほんとに贅沢で我儘な人種です。

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ケマンソウ Dicentra spectabilis DC. 


花が多数並んで垂れ下がったありさまを仏殿の装飾の華鬘に見立てた名前。

ほかにも、タイツリソウ(鯛釣草)、フジボタン(藤牡丹)の名前があります。


中国原産で、延宝9年のかなり古い時代に渡来したらしいです。


松尾芭蕉が、弟子の杜国を連れ、伊賀の国から大和路へと晩春の山道を歩いていたとき、「草臥れて宿かるころや藤の花」と俳句を詠みました。

ケマンソウの咲く姿が、藤の花が重く垂れ下がったような趣があり、葉が牡丹に似ているのが藤牡丹と言われるようになったのでしょうが、芭蕉もこの花を見てその事を詠んでいます。


また、ケマンソウは、高山植物の女王と言われるコマクサにそっくりです。


学生のとき、山歩きをしてコマクサに出会うことを楽しみにしてましたが、チャンスに恵まれませんでした。

その後、蔵王でコマクサを見つけました。とても印象的な花でした。



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