夏の朝露に濡れて咲くつゆくさ。その名前も露を帯びた草の意味です。
別名、
「蛍草」(ほたるぐさ) 蛍を飼うとき籠に入れるから。
「藍花」(あいばな)
「青花」(あおばな) 花で布を染めたから。
「移草」(うつしぐさ)、
「月草」(つきくさ)、 青色の花で紙や布をつき染めた。
今でも京都の友禅の下絵に使われています。
「縹草」(はなだぐさ)、
「帽子花」(ぼうしばな) 花を包んでいる苞(ほう)の形から。
いっぱいありますね。
日本各地、サハリン、朝鮮半島、中国各地に広く分布しています。
花びらは実際は3枚ありますが、2枚だけが目だって1枚は目立たない白なので、2枚に見えます。
ヒマワリとともに、可憐で小さな花を咲かせるつゆくさは、夏のイメージには欠かせない、こけしちゃんの好きな花の一つです。