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ロスジェネをクールな世代と言わせたい

日本人が最も不幸を感じると言われる40代後半に向けて、団塊ジュニア世代の普通のサラリーマン(かつ診断士)が、充実した40代にするにはどうすべきかを考えつつ日々感じたことを発信するブログです。

こんにちは。

 

前回のブログで転職回数が多いことを記事にしましたが、一方で、そのおかげでいろいろな業界を経験することができました。

 

例えば、大きく分類すると、

メーカー(大手、中堅を含む)、エンターテインメント、生命保険、製薬医療、コンサルティングファーム等々。

 

加えて、自分は、一貫して法務コンプライアンスで従事してきたので、業界の独自の慣習にあまり惑わされることなく、比較的公平な目線で各業界を見ることができました。

 

そこで、自分が感じた各業界の特徴を自分の経験と主観も交えつつまとめてみたいと思います(あくまで主観ですので、その点はご了承お願いいたします。)

 

最初は、ちょっと前までの日本のお家芸だった電機メーカー(大手)について考えてみます。

 

1. 大手電機メーカー

 

 

 

(1)メーカーの特徴

 

 

大手のメーカーの特徴は、一言でいうと、基本的に、働くにはあまり割にあわない(ただし、例外あり)というところでしょうか。

 

 

(2)気を遣う相手が多いメーカー

 

自分は、新卒で当時比較的人気があったまあまあ規模の大きい財

閥系のエレクトロニクスメーカーに入社しました。そこで、10年近く勤務しましたし、その後も規模や業界の違いはありますが、いくつかの製造業に勤務をしてきたことがあります。

 

そのような経験から言えることですが、メーカーの他の業界との一番の違いは、利害関係者(ステイクホルダー)が圧倒的に多いということです。

例えば、いわゆる消費者を含めた顧客、材料等を供給してもらう材料や部品メーカーだけでなく、効率的な製造や流通などを実現するために不可欠な協業先(アライアンス)、メーカーの命である開発を維持し続けるため必要となる研究・開発業務で関係を持つ研究機関、ものを作るという特質上、どうしても従業員が多く

なってしまうことからの組合や従業員、上場した場合には市場へのインパクトも大きいことから、そのための株主からの圧力、工場や本社・事業会社の環境対策や親睦の名目からの周辺の住民、ものを作り世間に流通させることから特に接する機会が多くなる、行政機関等の規制機関、これらを踏まえた、メーカーは優等生であるべきという世間の幻想?に応えるためのいわゆる評判すなわち世間体(レピュテーション)等々、とまあ、ちょっと考え

ただけでも、挙げればきりがありません。

 

このように360度、見渡せば気を遣う相手ばかり、、、という可哀そうな?ビジネス環境が、メーカーの基本的なビジネスモデル。

 

 

例えば具体的には、顧客側からの値下げ圧力、供給側との値下げ交渉、受注生産ができなければ、先に物を作ってから売るということとなり、投資回収リスクは常に付きまといます

 

加えて、海外においては格安で同等の製品を作ることができてしまう昨今。価格競争にさらされ、もしも差別化がしにくい例えばコモディティ品を扱っていくのであれば、余計により一層の知恵が求められる。そのため、常にいつなんどきでも、品質の維持と、涙ぐましいほどのコスト削減意識と実践にさらされることになります。

 

 

その結果、メーカーが顧客であるはずの商社の人はビジネスクラスなのに、メーカーの人間はエコノミーという逆転現象が生じるという都市伝説も。笑

 

 

(3)プライスレスなノウハウや経験も!

 

このようなビジネス環境のメーカーですが、これは逆に考えると、制約や条件が多いだけ、ビジネスは複雑となり、それを回避するため、色々と考えなければいけないことが多くなることを意

味します。

 

そして、その結果として、長い間蓄積されてきたノウハウがある

(学べる)といえます。

 

このようなノウハウ(暗黙知含め)は結構侮ることはできないと思います。

 

加えて、日立や東芝(現状はおいておいて)など、日本を代表する優良企業が長年君臨してきた業界だけあって、従業員(特に新入社員)への教育はしっかりしているところが多いです。

 

 

つまり、このようなノウハウと制度がある会社は、例えば、それらがない会社であれば5年かけて経験し学べるようなことでも、そのメーカーのノウハウと看板があれば、概ね1~2年くらいのスピードで同等の知識や経験を得ることができるでしょう。

 

そして、海外との接点や圧力が相当程度あることも特徴といえます。

 

例えば、かなり古いですが、90年代初めの半導体摩擦ではまさに日本のメーカーが標的にされましたし、海外企業とのM&Aの先駆けはメーカーですし、現地への進出を他の業界に先駆けて行ってきたのも日本のメーカーではないでしょうか。

 

 

このようなことからも、海外とのビジネスについては、上述したノウハウの習得も含め、特に若い人は、それを学ぶために在籍をする価値は十分にあると思います。(法務だけでも、国際法務講座、英文契約講座などを海外事業向けに開くだけでなく、常日頃生じる様々なトピックを共有することで貢献したりしていますし。)

 

 

 

以上のような事情から考えられる電機メーカーの長所ですが、

 

 

複雑な仕組みからビジネスが成り立っているため、深く検討されていることが多く、また課題も多いことから、仕事の内容としては面白いことが多いといえる点でしょう。

 

加えて、だいたいメーカーでは経験できないことがないくらいいろいろなことが経験できます。

 

事務系だけを考えても、たとえば営業は、国内だけでも、個人、法人、大手法人、官庁とありますし、海外も、国、地域ごとに分かれます。

 

 

その他にも、企画や総務、財務、経理、法務、知財、貿易、コンプライアンスと、まあありとあらゆることが経験できます。(意外と会社内で異動することもハードルは低いでしょう。)

 

また、大きいところでは、工場とかあって従業員も多いので福利厚生が意外としっかりしています(逆にしっかりしていないようなら、それはそれで考えてもいいかもしれません。。)し、社内にコンビニやカフェや食堂(割安な)、会社によっては豪華?な宿泊施設があったりもします。

 

 

 

(4)結局、メーカーってどうなの?

 

このように大手のメーカーの場合、事業の規模が大きくなりがちで、相対的に複雑なビジネスモデルのため、仕事量は必然的に多

くなります。(経験できることも多いと考えれば若いうちにはそれはよいかもしれませんが)

 

また、

仕事も新規開発や市場開発、制度設計、海外事業などその内容によるとは思いますが、これは逆に規模が大きいこともあってやり

がいを感じることも多いでしょう。

 

しかしながら、コスト削減や、大きく稼げるようなビジネスモデルでもないので、相対的に給与は低くなります。

 

つまり、基本的には最初に述べたとおり、業務量や手数を考えると割に合わないという結論になるのではないかと思います。

 

 

(5)それでも魅力的なメーカーは?

 

ただ、繰り返しになりますが、メーカーによっては、素晴らしい

経験ができる会社もあると思います。

 

特に、いわゆるJapan as No.1の時代に存在感を示したような会社は、色々な苦労を乗り越えてきただけあって、その経験から考え抜かれた制度やノウハウはあるようにといます。

 

そして、今でもまだ、そのレガシーとしての制度やノウハウがまだ残っていると思われますし、本当に優秀な方々が上のほうにはまだ在籍していますので(感覚的にはバブル世代の上くらいまででしょうか。)、就職先、転職先としても、また自己の成長としても、むしろおすすめの会社もしくは業界になると思います。(今は、あまり業績が良くなくて、人気が落ち目の会社でも、過

去日本を牽引していたところなどであれば、むしろねらい目なのかもしれないですね。ただ、T芝はもう少し様子を見た方がいい

とは思いますが。。)

 

ちょっと長くなりましたので、今日はこの辺で。

 次回は、上記を前提に、就職や転職の時にメーカーを判断する目安などについても、ちょっと考えてみたいと思います。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。 

 

 

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