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ロスジェネをクールな世代と言わせたい

日本人が最も不幸を感じると言われる40代後半に向けて、団塊ジュニア世代の普通のサラリーマン(かつ診断士)が、充実した40代にするにはどうすべきかを考えつつ日々感じたことを発信するブログです。

先日、40代(前半)の友人から転職相談を受けました。

 

彼は昨年、日系の専門メーカーの海外営業部門に転職をしました。

ただ、そこは典型的な日系企業。現状肯定の文化がすさまじく、下や外からの意見はご法度。たとえば、社内の発注連絡なども、メールに加えてFAXも強要されるとのことで、これだけでも生産性を高めることに意識が向かっていないことがうかがえます。それでいて他部署からは理不尽かつ非合理な要請が多いらしく、ちょっと意見を言おうものなら、彼は使いづらいという印象操作?がされてしまうとのこと。

 

とまあそのような状況のなか、本題ではない社内調整に明け暮れた結果、なかなか本来の営業の仕事に入ることができず、彼の会社での拘束時間はとてつもなく長くなってしまっているようです。(それでいてフレックス制度も無いようです。海外営業なんて時差があるのが普通なように思いますが。。)

 

社内の文化としても、(まあここまでくるとある程度想像はつきますが)いわゆる今話題の「忖度」を求める雰囲気はすさまじいようで、加えてランチはチームで一緒に行く習慣があり、土日は会社の人とゴルフとかバーベキューとかがあり、人生の時間の大多数を会社に注ぎ込む仕掛けが目白押し笑。まあ、得てしてこういう習慣は、いやなら断ればいいというものの、そうはいってもやはり暗黙的に断ったら印象は悪くなるだろうなあという、牽制効果は十分に発揮されているでしょうし、要するに和を乱すことはご法度で、現に彼の上司からは出る杭は打たれるだけでなく足を引っ張る文化だとの説明があったようです笑(だから、朝早く来て、夜遅くまで残っている「印象」がここでは重要だと。。それはそれですごいと思うのですが、日系のメーカーでは当たり前なのでしょうかね。。)

 

そんな友人ですが、組織に振り回されてかなり疲弊してて、まあ、見てて本当に気の毒。

繰り返しになりますが、こういう組織は自分の全生活を会社に注がないと出世する可能性は低いし、ましてや転職者は外様ですから確率論としてはその可能性はますます低いといえるでしょう。

 

そして、仮にうまくそこそこ上がれたとしても(現実的にせいぜい部長や部門長くらいでしょうか)、このレベルの会社であれば年収はいいとこ1000万台前半、よくて1500万くらい。そう考えると、金銭的にはあまりにも費用対効果が低すぎる。

 

一方、友人は海外営業が長く、海外駐在経験もあるし地方だけど国立大卒業。とまあ、そこそこスペックはよい方だと思います。

 

そうであれば、もう少しワークライフバランスの理解がある外資などに行き、そこで仕事をきちんとした上で、余裕ができた時間を例えば副業や投資などにつぎ込んだ方が、同じ1500万を目標にするのであれば全然効率が高いように思います。

仮に、外資などの会社からの収入をまずは900万程度以上をベースとしておいて、副業・投資で300万づつを目標とした場合、予算という天井がきまっている今の会社で上を目指すよりは、その実現可能性は高いでしょうし、何より実現できるかどうかは別としても精神的にも健全な発想になるように思います。

 

 
 

 

 

もちろん会社に完全に忠誠を尽くして自分の時間を会社の時間に注ぐ生き方を否定する訳ではないし、お金が全てではないという意見もあるのもわかります。そのような理由で会社を変えるのはあまりにも無責任だという意見もあるかもしれません。そのようなスタイルが合う人やできる人はもちろんそのスタイルを実践すればいいと思っています。そしてこのような考え方や生き方も今の時代の正解の1つであることは間違いはないでしょう。

 

ただ、彼の場合、このまま残りの40代以降の人生をそこにいて、ではもう少しやりたいようにできるようになるかというと、その会社の世界でも競争者はいるでしょうから(そういう会社に限って必ず「会社の」優等生といえる人は出てきます。その会社限定だとは思いますが)、必ずしもうまくいくかどうか。それならば、確率論で判断するしかないわけで、どうせ同じようなことをやるならもっと効率がよいルールの中で争ったほうが良いのではないかと(会社側にとっても会社が重視するルールと合わないのですから相互にメリットがあるようにも思います)。つまり、会社への関与を若干緩めていいのではないかという考え方です(もちろん仕事の手を抜けと言っているわけではないので、そこは誤解をされないでください。)

 

このように考えてくると、(特に彼のような状況にあるようなのであれば)視野を広くもった複眼的なキャリアを選択したほうがよっぽど生産的ではないかと思われてくるのです。

(もちろんそのための戦略は必要ですが。)

 

私は、上記のような考え方も、これからの40代のキャリアの主流の考え方の1つになってくるように思っています。

 

特に今の40代は、人口が多いのに超氷河期に見舞われた受難の世代である一方、バブル時代のレガシー、つまり大企業志向や終身雇用神話を肌感覚的になんとなく知っている最後の世代です。だから、なおさら、それまでの正しいとされていた考え方に囚われていて、自由かつ柔軟な発想をするのが苦手なように思います。人がやたらと多い世代なので、必要以上に空気を読むのに長けてしまっているせいなのかもしれません。

 

一方で日本の40代の男性は最も不幸を感じる年代と言われているわけです。

それならば、なおさらこのような複眼的なキャリア志向の考え方を持っておくことにより、選択の幅も広がり、普通のビジネスマンであっても、もしこのような不幸感を感じても、前々から準備をしておけばそこから抜け出せる可能性は十分にあり得るように思います。

 

以上のような整理をしたうえで、では具体的に何をしていけばよいのか。まあ、それはまた別の機会に考えをまとめてみたいなと。

とりあえず友人には、転職活動と外との接点を多く作ることを勧めました笑。

 

あと、もう少し割り切って時間を作れて、特に意味もなく時間が過ぎていってしまうようであれば、何か勉強することも勧めました。国内の夜間の大学院とかでも(何もしないよりは)いいと思いますし、資格とかでも(何もしないよりは)よいかもしれません(その場合、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士あたりが社会人が現実的に狙えてそれなりにやる意味のある資格の候補になってくるのでしょうか。。。)

 

それにしてもこれだから、日本のメーカーはますますダメになっていくのか、もしくは変革に積極的な会社との二極化が進んでいくんだろうなあと、改めて感じました。

 

今後の日本の既存のメーカーの生き残りには、ベンチャーを除いて、プロダクトアウトからマーケットインの発想の考え方の徹底的な導入、ルールメーキング側への転換もしくは働きかけに加えて、このような生産性の改善への意識づけや人材中心の制度設計が必要不可欠だと思っています。それにはまずは、変化することを恐れないことなのではないかと。

  

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

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