書き忘れましたので、昨日の続きを少し。
座談会のなかで、山本六三さんは、後年、メゾチントだとかアクアチントという技法に否定的であったというお話がありました。
基本的に、山本さんは、エッチングの技法(防食剤でコーティングの後、線描して腐食させる)を用い、その後で、ビュランにて細かく線を刻んでいく、いわば エングレービングの手法をとっていたとのことです。そのビュランも手直し程度のものではなく、かなり入念に時間をかけて一本一本の線にこだわった原版を作り出していったといいます。
従って、山本さんの銅版画というのは、正確には覚えていませんが、エッチング・エングレービングというような手法といえるのでは、ということです。
メゾチントだとか、アクアチントといった面での…点とか線、あるいは防食材の偶然の結果を排除したい、というのがその理由であるとのことでした。
基本的に、山本さんは、エッチングの技法(防食剤でコーティングの後、線描して腐食させる)を用い、その後で、ビュランにて細かく線を刻んでいく、いわば エングレービングの手法をとっていたとのことです。そのビュランも手直し程度のものではなく、かなり入念に時間をかけて一本一本の線にこだわった原版を作り出していったといいます。
従って、山本さんの銅版画というのは、正確には覚えていませんが、エッチング・エングレービングというような手法といえるのでは、ということです。
メゾチントだとか、アクアチントといった面での…点とか線、あるいは防食材の偶然の結果を排除したい、というのがその理由であるとのことでした。