こんばんは、御月です。
本日は伏線について考えてみたいと思います。
伏線大好き!
伏線楽しい!
読むのも書くのも好き!
・・・てのは置いておいて。
まずは伏線とは何か。
辞書によると伏線というのは、
1 小説や戯曲などで、のちの展開に備えてそれに関連した事柄を前の方でほのめかしておくこと。また、その事柄。
2 あとのことがうまく行くように、前もってそれとなく用意しておくこと。
だそうで、噛み砕くと
『のちのちの展開に関係する事柄を、それとは気づかせないようにさり気なく提示する』
事だと。
でもこれが書く側だと難しい。
伏線には大きなものと、小さなものがあると考えます。
あからさまに、『この事件が、のちにあんな悲劇につながるなんて、この時は知る由もなかった』みたいなもの。
これは大きな伏線。
わりと書きやすくて考えやすい。
最終的に起きる事件の前座事件のセッティングというか。
これとは別に、小さい伏線というのもあります。
『あの時出てきたアレがここで役に立つのか!』的なやつです。
通りすがりの人や、たまたま落とした物だったり。
また、伏線の表現方法も大きく二つ。
『はっきり読者に気づかせる』か、『違う目的に見せかけておく』か。
簡単なものは前者。
難しいのは後者と思われますが、どう違うのか。
作り方で考えましょう。
伏線となる事柄には、二つないしはそれ以上の意味を持たせる。
そしてそのうちの一つを先に提示して、もう一つを後で気づかせる。
これが基本。
先程書いた、『はっきり読者に気づかせる』タイプは、最初に書く段階で『最初の意味<あとからわかる意味』で提示します。
のちにあんな悲劇に・・・というさっきの書き方がこれですね。
目一杯読者の目を引くやり方。
早めに伏線回収しないと、『あの話はまだ?』と読者がイライラしちゃう場合も。
では後者『違う目的に見せかけておく』とは。
『最初の意味≧あとからわかる意味』くらいの提示の仕方。
こちらはさり気ない分、読者の期待感がないのであとあとびっくりさせることができます。
まだかよ!?みたいなこともないです。
ただ、あまりにさり気ないと後から出した時、きちんと説明しないと気づかれなかったり。
説明しても読者がページを遡って調べたり。
それでもいいよって感じに書く作家さんもいますね。
最初の意味をそれなりに大きくしておくと、忘れ去られず、かつびっくりさせられてステキ。
じゃあ、具体的にどう作ればいいの?
これはやり方いろいろあると思います。
三谷幸喜さん並みにやるのはかなりの計算と加筆修正が必要かと思いますが、そこまでしないならある程度有効な方法が。
ひとつの事柄を、後に出る事柄とくっつける作戦!
例えば人物。
ヤケを起こした主人公がたまたま街で酔っ払いと喧嘩した。
のちのち主人公を助けてくれる人だった。
喧嘩したのが一人だとわかり易く、複数ならわかりにくくなりますね。
例えば物。
朝慌てて家を出て走っていたら、転んで足をひねった。あげく鞄をぶちまけてしまった。
最悪だ、今日はマラソン大会なのに。
みたいな感じで、帰ったら鍵がない。なんてこった・・・と続く。
一見、派手に転んだ演出。大きく提示するのは当然足の痛み。
マラソン大会の描写で主人公には苦労させる。
しかし本当は鍵がないことによっての方が大きなイベントに発展する・・・とすれば良い伏線な感じかな?
ひとつのシーンを、それで完結させることなく次に利用する。
これが簡単な伏線の作り方です。
作品を読み直して、繋げられそうなものはガンガン繋げてみると面白い。
あ、やり過ぎると世界が狭くなるので、ひとつのシーンとひとつの伏線のセットくらいがやりやすいです。
まとまりの良い世界でも面白くはなると思うんですが、力量がいると思います。
ぜひ、いろいろ試してみてください。
では今夜はこの辺で。
皆様が素敵な創作ライフを送れますように。