長男は中2の途中から早稲アカに入塾しました。それまでは通信添削のZ会や英語塾に入っていたことはありましたが、基本的には、早稲アカ入塾まで家勉でした。


英語は小5から、数学は小6後半くらいから中学の内容を先取りし、入塾までには一通り終えた状況でした。国語はZ会の添削問題程度、理社は定期テスト前の勉強のみでした(Keyワークと同じようなZ会から貰える問題集を活用)。


①総論

・英数は積み上げが必要であり、早く進めることは有利。理社は後からでも大丈夫。国語は全ての科目の基礎になるので重要

・英語は小5からで十分。数学も早稲アカの数学(数I Aレベルを中学生でカバーしていくイメージ)であれば小6からでも十分。やはり小学校低学年は国語力(論理的思考力、読解力、漢字力、語彙力など)が最重要

・理社は伸び代として残しておいた方がモチベーションを保てる(逆に先行しすぎると下駄を履いている状態になる)


②国語

・小学生低学年より、漢字、語彙、読書など、積み重ねが重要。日本語ネイティブスピーカーである限り、国語力が全ての制約要因になってきてしまう

・早稲アカは、漢字・語彙の小テストをやってくれるので、ありがたい。入塾前、漢字・語彙をもっとやっておくべきだったと反省

・出口式にあるような、論説文であれば文章の構造、小説であれば登場人物の気持ち・変化など、構造的に捉える考え方を学ぶことは必須

・要約練習も時間があるうちにやっておくと良い

・早稲アカの記述力を養う問題集は良い(早稲アカの教材は多すぎて全てやることは不可能)

・古文単語も時間があれば大学受験用のものにチャレンジしても良い


②英語

・無理に早くやる必要はなく、小5くらいからで十分。英検目的の勉強をしていても耳や発音が多少良くなる可能性がある程度か

・文法の理解(文型も含む)をしたら、精読・音読・シャドーイング・暗唱などに取り組むと良い

・文法のレベルとしては、早稲アカの新中学問題集orシリウスをやり込んでマスターするレベル

・英語を先取り出来ると5科目の学習でも何とかなる。逆に英語が固まらないと苦しくなるのではないか

・先取りは英語上達完全マップを参考に実施。大学受験レベルまで取り組み

・中3は早稲アカの宿題を最低限でこなしつつ、速読英単語(上級編→結果的には必修編で十分だったかも)、DUO3.0(→こちらもDUO Selectでも十分だったかも)などのシャドーイングを毎日5〜10分で対応


③数学

・先取りは、簡単な問題集(ひとつひとつわかりやすく)→標準的な問題集をこなして基礎を理解

・その後、最高水準問題集(特進ではない方)をやり込み

・入塾後は、早稲アカの授業と宿題中心(塾技などは自主学習で取り組み)


④理社

・中1より、定期テスト2週間前からは英数は勉強せず、国理社(特に理社)のみ。標準的な問題集を1周目は全問(誤答にチェック)→誤答を潰していくように周回というスタイル。定期テストで90点超は確保

・社会の方が出来るようになるだろうという見立ての下、中2冬休みから理科を先行して最高水準問題集(特進ではない方)を使って復習開始。春休みくらいから社会も開始

・但し、理社ともに中3範囲は(学校の定期テスト勉強を全くしなくなったこともあり)、やや取組不足だった可能性あり

・社会は早稲アカの一問一答教材である開国のキーワードをやったことでレベルアップした感あり(その知識を持ちにした思考力を養うことができた)。一方、理科は一問一答系の問題集はこなさなかったと思われる(知識の確認には、実力完成テキストを利用)


⑤強化のタイミング

・英語:小5〜中2途中(早稲アカ入塾前まで)

・数学:小6途中〜

・国語:中2途中の入塾〜

・理科:中2冬休み〜

・社会:中2春休み

 ※中3夏休みの強化科目は数学と国語(理社は基礎固め)

→振り返ると、国語は、漢字・語彙・読書は小学生の低学年のうちから積み上げるべきだったと思います(公文でもやっていれば良かったのかもしれません)。英数を先取りしておいたお陰で中2までは定期テスト前は理社の復習中心


我が家の長男は、国語は低〜中レベルで変動、英語はまずまず高レベルで安定、数学は中〜高レベルで変動、理社は徐々にレベルアップ、という感じでした。英理社はある程度計算が出来るようになっていたので、開成レベルなら国語:低、数学:中が同時に出なければ大丈夫だろう、というところまで仕上がっていました(模試でもそのような成果は出ていました)。


細かい箸の上げ下げレベルの指導はいらないものの、得意科目・不得意科目を踏まえた強化方針くらいは相談に乗ってあげる(伴走してあげる)のが良いのではないかと思います。