学校説明会や学校見学会が始まっているのですが、やや、出遅れ感があります。小学生だった頃からを含め、候補になりそうな所は色々と見てきているので、焦る必要はないのですが、筑附は見ていない、且つ、見学会の予約が出来たので、長男と一緒に行ってこようと思っています。また、長男は開成の新校舎も見ていないので、何かの機会に連れて行けると良いかもと思ったりもします。

その他の学校説明会は、オンラインがあればオンラインを活用、なければ、親がカバーして、内容を後から伝えるような感じになりそうです。

文化祭はスケジュールが空いていれば、次男も連れて家族で行っても良いかもと思っています。筑附・開成・渋幕・公立トップ校くらいで、モチベーションを上げる目的です。但し、一般公開は必勝やテストに被りそうな気もします。

以下、2022年11月実施の渋谷幕張高校の説明会に関する備忘録です。色々とヒントがあります。

【国語】
・試験問題は、①論評、②小説、③古典
・漢字の読み書き、語句の辞書的な意味の確認、本文の理解(選択式)、本文の理解(記述式)、文学史
・過去問に取り組んで欲しい
・試験で使われる言葉と日々の言葉でギャップがあるので、書物を読み考える時間を作って欲しい
・沢山の本を読み、考えるための言葉を獲得してきて欲しい
・本を読むことを習慣の一つに加えて欲しい。これが一番の対策になる
・古典の単語を身につけて欲しい。手元の言葉だけに満足せず、日々、言葉を獲得して欲しい
・国語の教科書にも大切な言葉が眠っている
・文学史:時代に淘汰されることなく残った過去の偉大な文学作品に興味を持ち、多く読もうと試みている方、その時代について学ぼうと試みている方にたいし、点数を上げたい、古典を味わおうとしてきた方に入学してきて欲しいというメッセージ

【社会】
・50分で大問3つ。歴史40点、公民30点、地理30点
・問題全体を見て、解けるものから取り組むこと
・グラフ、表、写真、統計の読み取りに関する問題あり。用語の暗記だけでは対応できない。正確な理解を背景として、リード文をよく読み、グラフ、表から読み取れることを問うている
・日頃から教科書、資料集に目を通し、それらの持つ意味を理解して欲しい
・歴史には世界史を含む。日本と世界の歴史の関わりを踏まえて出題。まずは教科書の内容を押さえて欲しい
・公民は時事問題を踏まえ、いくつかのテーマを定めて出題している。まずは教科書の基本的な事柄を押さえることが大切。時事問題は海外も含め背景・結果・影響について考えてほしい。新聞など読んで欲しい
・地理は、地図、表、統計、写真を分析して捉える問題など。自然環境、自然現象と人間生活の関わりを複眼的・多様な視点から考えて欲しい
・記述は30字や40字など。次の語句を必ず使用して答えなさい、本文を踏まえて答えなさいなどは、条件を踏まえてかいとうするように。部分点もあり

【数学】
・①小問集合(正確な計算力、柔軟な思考力)、②場合の数と確率(条件を整理し、正確に数え上げる)、③関数(座標軸における関数の性質を活用する問題)、④平面図形(特徴、長さ、面積)、⑤空間図形(特徴、体積)、複数の分野に跨る問題もあるかもしれない
・定規、コンパスの作図や、理由を説明する問題なども過去にはあった。今年度出るかは言えない
・解答の数字や文字は分かりやすく書いて欲しい。読み取れないと零点
・時間配分に注意。質と量を考えると、試験時間は不十分
・問題文を良く読むこと。必要な条件や問題の意図を、変な思い込みなく正確に読み取ること
・基礎力、思考力、日々のドリル学習を大切にして、基礎を自在に操れるように。分かりにくい事象に対し思考錯誤を繰り返し、道筋・論理立てて考えてみる

【理科】
・①物理、②化学、③生物、④地学、読解力と思考力を問う問題が中心
・初めてみる問題でも説明文の流れに乗って考えること。図が多いという特徴がある
・問題文と、図、グラフ、表を関連付けて情報を読み取る
・図や表から何が分かるか。何を示すための図や表か。図のどこに着目すれば良いか
・作図の時には直定規を用いること
・単位が重要。何を表す単位なのか、意味を考え、扱い方に慣れておくこと
・実験操作には、一つ一つ意味がある。操作の目的や理由を理解しておく
・記述のダメな例:問題を言い換えただけで答えるべきことに答えていない。一つの文が長く複数の述語が出てくる。後半の述語が主語と合わなくなっている。これ・それと指示語が多く解答になっていない。「など」をつけて曖昧な答えになっている。化学用語が曖昧に使用されている、など
・少数の扱い:少数第一位までで答えよ、という場合、少数第二位で四捨五入して答えること。分数は指示がある場合以外は使わない
・普段から、どうしてこうなるのだろう、都合の良い点・悪い点、ここが変わると結果はどう変わる、など考えてみて欲しい

【英語】
・①文法と語法:辞書を引くこと、英文を読む・聴くことによって身に付く力を問う問題→語句が文の中でどのように使われているかを意識すること、文章の中で問う形、文脈の理解が必要となるので文章の全体像を把握しながら解答すること
・②並べ替え英作文:文章の中に並べ替え箇所があるので、どのような意味になるのか英文全体から判断する、文脈がヒントになるので文章の全体像を把握するように
・③英作文:日本語を英語に直訳できない時は、何が言いたいのかを考え、英語にしやすいように言い換え、解答を考えること。やさしい英語で構わないので、自信を持って使える英語を用いて表現すること
・④説明文:概要や要点を把握、論理展開を正しく理解しているか、説明を求める記述→根拠に基づき論理的に解答すること
・⑤物語文:文章を正確に深く読めているかを問う。登場人物の動きや表情、英文の状況を頭の中でイメージできるようにすること
・⑥リスニング:会話や英文を聴いて質問に答える問題。10分程度。英文が一度しか読まれないものもある
・英語に日々接しているかを問う問題。英文を読む量・聴く量を確保して欲しい

学校説明会は、何だかんだ、気付きがあったりするので、今年は、手分けしながら参加するようにして、確り聞いておく必要がありそうです。