人の世では、してもムダな勝負がしかけられて来ることが多々あります。
本人には、とても重要なことなのでしょうが、それに関わる人にとっては、実にどうでもいい内容であることに気づくことがない。
気づく替わりに、どうしても人を思ったように自分の都合で動かさないと気が済まないのです。
そういう場合、ムダにムダな勝負を始めないことは、何より正しい。
それでも、周りとの関わりもあるから、不本意ながらも周囲と調子を合わせなければならなくなることの方が、よくある話しだと思います。
そして、表面的には争わない方がいい。
つまり、相手の話しを一度は受け取っておいた方がよい。
これは、相手から見れば勝ちに見えるかもしれません。
しかし、それでいいのです。いや、それがいいのです。
相手に勝ちをゆずることは、相手にその後の義務を負わせます。
周りの人を巻き込んで、勝ちを得たのです。その後の責任を取らないということはあり得ません。
この構図を見ること、おさえることです。
この構図が見えているかぎり、負けを取ったことが勝ちに変わる。
しても意味のない勝負や、ムリをごり押しする勝負の流れというものには、その矛盾があばかれるということを意にかいさないところがある。
しかし、それは自分が忘れているだけです。
ムリがムリであることに変わりはない。
だから、その矛盾をついて行けば、本人が困ることになる。
何しろ、ムリを通す人は、ムリがムリだけに自分の話しだけは通す準備だけはしている。
ようは、こそくなのです。
だから、真正面に理屈と戦おうとしたら、思いもよらぬ流れに入ったり、ムダな言い合いで消耗ばかりする結果になりがちなのです。
もとより、人の話しはちゃんと聞く態度で仕事をしていくのが、人の基本です。
だから、相手がタチの悪い人でも、基本は守った方が「自分に」得になる。
その上で、結果がよくなる方法論はあるということです。
社会力学で見れば、負けを取って勝ちを得る方法はわかる。明らかな勝利の道です。