目的:人生の目的を考えてもらう。
時間:2分
対象:自分の行動の意味を考えていない人へ。

名著徹底紹介シリーズ 第3弾


7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー

第二の習慣 目的を持って始める

第8回  人生の目的を考える。   

想像して欲しい。
あなたは今、葬儀会場にいる。
飾ってある写真はあなたのもの。

これはあなたの葬式なのだ。

葬式では、4人の人が弔辞を述べる。
1人は家族。
1人は友人。
1人は仕事の人。
1人はコミュニティー(自治会やサークル)の人。

ここで深く考えてみて欲しい。
集まってくれた人に、何と言って欲しい?
あなたの人生について、どう述べて欲しい?

どんな人格に見られたかったのか。
どんな貢献や業績を覚えていて欲しいのか。
残された人に、どんな影響を及ぼしたかったのか。

第二の習慣は、すべての行動を測る尺度を持つこと。
人生の最後を思い描き、それを念頭に一日を始める。
すべての行動が、人生の最終目的に辿り着くようにする。

人生に目的を持つのだ。

人々は、日々の生活の忙しさに追われ、やっていることそのものに意味があるかどうかを考えない。
非常に忙しい毎日を送りながら、実は自分の最終目的とは何ら関係がないことばかりしていた、という可能性があるのだ。

自分自身にとって、何が本当に大切かを知るのだ。

旅行に行く前には目的地を決めるだろう。
食事をするなら献立を決めるだろう。
針に糸を通す前に、デザインはできているのだ。

第二の習慣は、正しい目的を持つことだ。

◆◇◆◇◆編集後記◇◆◇◆◇

自分の死んだ時をイメージするのは、今や有名な話。
だがそれを、本当に詳細にやった人は少ないのではないだろうか。

イメージし、考えたことを書き留める。
感じたことを書き留める。
弔辞の言葉を具体的に詳細に書き留める。

あと1年しか生きられない設定で、イメージする。
死ぬ前に何としても成し遂げたいことは何なのか?
その行動こそ、原則に沿った行動だ。

ちなみに私は、死ぬ瞬間まで1人でも多く治すことが目的だ。
だから、弔辞で言ってもらいたい言葉はこれだ。

あの時死なないで、生きててよかったと今なら思えます。
ありがとう。

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