太陽は双子座へ。ということで双子座世界をまさに音であらわしているかのような、双子座に太陽を持つこの男のこの曲を。

Miles Davis - On the Corner



ポリリズム極まれり、なこのアルバム、中毒のようにききまくったものだ。まさに都会の路地、という感じ。

さて

太陽地の固定サインである牡牛から、風の柔軟サインである双子へ。

水の固定サイン・蠍座から、火の柔軟サイン・射手座へ。

昨日は双子座の太陽-射手座の月の180度ラインで満月だった。そしてこのモードは月が射手座にある5月24日14時半まで続く。



満月はいわば試写会だ。

これまでの製作過程でとりあえず一区切りついたところのものをスクリーンに投影してみるのだ。

太陽の光を月のスクリーンに映してみるということ。あるひとつのシーンをとりあえず名付けるためにだ。

種が撒かれたのは牡牛座の新月のあたり。満月の今、そのときからの動きにひとつ、(小さいとしても)あるひとつの評価の視線がなげかけられることになる。

これはつまり、双子座‐射手座ラインにおける評価ということになる。



さて、その双子座‐射手座の180度ラインでの満月がどんなものなのかについて、詳しく解説をしていきたいのだが、





まず、太陽はそのときのテーマの中心軸をになう。ムーヴメントの熱源だ。

これが牡牛座ゾーンにあったときは、自分のアトリエや厨房の内側がメイン舞台だった。そこで作品の味を熟成させたり、熟したものの味を確かめたりすることが中心テーマだった。

しかし双子座にうつると、アトリエや厨房の窓は開き、そこから風が入ってくる。それは他人の作ったうまそうなものの匂いを運んでくる。また自分のも他人のアンテナに触れさせる。それで外への興味が刺激され、もっといろいろよく見たい、と、人々を一斉に開けた路地に出てこさせるのだ。

さて、そこには「自分の」だけではなく、「いろいろなもの」が行き交っている。

タイ料理屋の隣にイタリア料理屋がある。漫才やってるそばで痴話喧嘩だ。

ネットだってバーチャルな路地だ。youtubeには政治討論番組とグラビア動画とヒット曲のPVが並列してる、ツイッターのタイムラインにはニート、数学者、ストリッパー、登山愛好家



これから彼らとにぎやかで多彩な通商がはじまってゆくのだ。



いろいろな異なる相手と話をつけなければならない。そのためにそれぞれの言葉を学ばなければならない。学んでみる、聴いてみる、話してみる

いろいろな世界と渡り合うためのいろいろなサバイバル術が身に付いてゆく。それは自分の身体や自分の部屋という狭い枠(牡牛座)から抜け出し、自由に拡張されてゆく。

異なる価値と渡りあう毎に、細胞分裂のように言葉が増えていく。意識 がどんどんマルチチャンネル化してゆく多次元リンクしてゆく。言い換えられるたびに世界は新鮮に甦る。



さて、このようにして、双子座では意識のマルチチャンネル化、多次元リンク、ということにフォーカスがあたるのだ。これは今後30日間続くムーヴメントである。


そして今、同時に満月にもなり、射手座にある月というスクリーンにそれが投影されることとなった。


射手座もやはり、その前の蠍座の段階を相対化できる視座の獲得ということが含まれている。


次回に続く