Tilia(菩提樹) | フィレンツェ暮らしアレコレ

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フィレンツェの中心街から郊外に移り住んでマッタリのんびり?
そんな日々の生活の中で気付いたこと感じたことなど

こんにちは。

フィレンツェはここ数日天候不順で風も強く長時間の外出には雨具を用意した方が安心といったお天気です。


今日ウォーキングに立ち寄った公園で、イタリアでTilioティリオと呼ばれる菩提樹に可愛らしい花がいっぱい咲いて甘い独特の香りが漂っていました。

この木はあちこちの公園の植栽によく使われています。

花には甘い香りとミツが豊富でこの花のはちみつも販売されています。

日本の同じ仲間のシナの木は薬効があるとされていますが、ヨーロッパでこの木も、風邪、咳、インフルエンザに有効。鎮静効果があり不眠症に効き、消化を助けると言われているそうです。

肝臓からの胆汁の分泌を抑える作用、鎮痙作用があり、特に痙攣に有効とされているそうです。


花を乾燥させてハーブティーにしたり

若い葉や新鮮な花はサラダやスープにして食べることもできるそうです。

 この木はヨーロッパでは女性性と豊穣のシンボルで、ギリシャでは女神アフロディーテの神聖なものとされ、ゲルマン民族では女神フレイヤの神聖なものとされていたそうです。


 菩提樹は1000年も生きることができるので長寿にシンボルでもあるそうです。

又、正義の象徴で、伝統的に菩提樹は正義感と慈悲を鼓舞すると信じられ、 重要な決定(犯罪者の処罰など)をしなければならないときに、この木の下に住民や村の指導者が集まったとの言い伝えがあるそうです。

更にギリシャ神話のお話しから菩提樹の花は夫婦愛の象徴で優しさと親切の象徴。

特に北欧の伝統では、未来を予言できる木と考えられていたそうです。

 ここまで有用でポジティブな意味合いが満載、しかも大気汚染や乾燥、霜にも強い丈夫な木。皆が集う公園に植えられているのも納得です。

 

私はフィレンツェを拠点に、イタリア政府公認観光ガイドをしています。

 美術館案内に街歩き、ワイナリー訪問など、プライベートガイドも承っておりますので是非、下記のホームページからお気軽にお問い合わせ下さいませ。(1時間50€で承っております。)

定番のウッフィツィや大聖堂はもちろん、フィレンツェの旧市街地のエノテカ(酒屋・ワインバー巡り)、シエナやピサ、オルチャ渓谷、ワイナリーなどへのアテンドもいたします。

 添付の私のホームページのお問い合わせから是非お気軽にご連絡くださいませ。

皆様のお問い合わせをお待ちしております。

今日も最後までご覧いただいてありがとうございました。