カターニアはベッリーニの街 | フィレンツェ暮らしアレコレ

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フィレンツェの中心街から郊外に移り住んでマッタリのんびり?
そんな日々の生活の中で気付いたこと感じたことなど

こんにちは。

 カターニアで驚いたのが、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801-1835)という、若くして亡くなった、この街出身の作曲家の存在感の大きさです。

 シチリアのナスとトマトのパスタの名前にもなっている、ノルマというオペラが彼の一番有名な作品だと思います。



  カターニアの有名な広場の一つ、ステシーコロ広場に彼を称える群像彫刻のモニュメントが有り、



街のシンボリックな大きな公園の名前もベッリーニ庭園、

(毎日その日の日付に変わる植え込み。フィレンツェでは有り得ない手入れの良さです)


(緑に囲まれ、胸像が並ぶながーい遊歩道、園内には運動施設も有ります)


(公園内のパノラマスポット)


(エトナ山が見えます)

 大聖堂に入るとすぐにベッリーニの記念墓が有り


サンフランチェスコ広場に、ベッリーニ生家博物館が有ります。




(ベッリーニ家は、この邸宅の一部を賃貸していました)


 思っていた以上にカターニアでのベッリーニの存在感が強いので、生家博物館にも行ってみました。


(ヴィンチェンツォ・ベッリーニの胸像)


(家族の写真)


(祖父のスピネット)

 代々音楽家だった一族で、ヴィンチェンツォの祖父のスピネットなどゆかりの楽器も展示され、手書きの楽譜、そして最後にパリで亡くなり、パリで埋葬されたのち、1876年に棺がカターニアに運ばれ盛大のセレモニーが行われ、大聖堂に埋葬し直されました。





 当時の資料も生家博物館に保存されており、棺やデスマスクまで有りました。

 モーツァルトと同様若くして亡くなった音楽家で、パリに出てまだこれから更なる活躍が期待されていたところでの病死でした。彼が、もっと長く生きれいれば、より多くの名オペラ、楽曲が生まれていたと思うと残念です。

 ではまた、

皆さも良い一日をお過ごしくださいませ。