カスタニャッチョを作って思ったこと | フィレンツェ暮らしアレコレ

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こんにちは。
晩秋の伝統菓子、カスタニャッチョ。
本来は栗の粉の甘みだけで作る素朴な焼き菓子です。


去年は栗の産地に行った友人から粉を買い、カスタニャッチョ作りに挑戦してみようと思いつつ結局作らず、その粉はクレープに混ぜたり、カントゥッチに混ぜたりと少しずつ使っていきました。
とにかく香りの高い美味しい粉でした。

今年こそカスタニャッチョを作ろうと、スーパーで売っている栗の粉を買って作ったのです。

粉の袋を開けて、アレ、香りがほとんどせず。

材料を水で混ぜているうちに香りが立ってきたけれど、去年の粉と大違い。

レーズンはマルサラ酒漬けにしたものを使い、松の実も市販のカスタニャッチョより多目、肝心の粉が期待はずれで、栗の味の薄いカスタニャッチョになってしまって残念でした。

材料は
栗の粉、水、塩ひとつまみ、オリーブオイルで生地を作り、そこに水につけて柔らかくしたレーズン、松の実、を混ぜ込み
型に生地を流し込んでからローズマリーを散らして200度のオーブンで表面にヒビが走るまでしっかり焼いたら出来上がりです。


友人が買ったシエナ県の郊外にある製粉所は知る人ぞ知る所だそうで高品質の様々な粉が1キロから量り売りで購入できるそうです。

今年は私も是非行きたいと思っていたのですけれど外出制限、移動制限で行けず終いです。

美味しい粉でカスタニャッチョに再挑戦したいと思いました。